ちょっと前、「インタースピーシズコミュニケーション(異種交流)」というのが流行ってましたが。
(と書いて、ほんとに全国的に流行ってたのか自信がなくなっているんですが・・一応、その手の本はでてましたが、もし流行ってなければ流行ってたということで。)
つまり、人間以外の生き物とコミュニケーションを図ろうっていうことです。
その頃、楽器を使って、バッファローや七面鳥やクジラとコミュニケーションをとってきたアメリカ人の講演を聞く機会があって、その人の書いた本を読んで、「う〜ん読んでも分からん」と思ってたら、その人も「自分のいってることがたまに分からなくなる」とかで、まあそう言うもんか、要するに気持ちが通じることが大事ってことね、と了解したんですが。
楽器を演奏してるうちに、バッファローの出す攻撃的なオーラが次第に小さくなっていったとか、七面鳥が共に歌い始めたとか。
来日時は、イルカとコミュニケーションをとろうとされてました。
(私は船酔いしてましたので、結果は覚えてません。)
ほースゴいと思ってたんです。普通の人にはできないものを持ってる方だと感心しました。
で、今頃になって、よおく考えてみると、こんなこと、誰でもしょっちゅうやってるよねえ。
うちのネコが「ニャアン」と鳴く・・「はいはい、ご飯ね」
側で尻尾をピンと上げてじっとしている・・よしよし、撫でて欲しいのね。
その他、ドア開けて、トイレ汚い、外に連れてって、起きて・・必要なことは、一応何でも、泣き声と仕草で用が足りてますもの。
要は、今まで普通にやってきたことでも、ちゃんと名前をつけて定義をすると、それらしく思えるってことか、と納得したのでした。
もっとも、各地で発見されてきた古代の巨大生物の化石を、全部ひっくるめて「恐竜」と定義した、なんていう偉大な定義もありますし、定義すること自体は、大切なことかもしれませんが。

0