居間の窓は、いろいろな鳥を見せてくれます。
福島に来た初年に見た、「クオークオー」となきながら飛んでいく白鳥の群にはびっくりしました。まさかあんな大きくて白い鳥が群れで飛ぶのが見られるなんて、思いもしてませんでしたから。
以来、この窓は、雁の大群、ぴーひょろろと鳴きながら上空を舞う数羽のトンビ、庭では冠をかぶった鳥や、白い筋の入った小さな鳥、ウグイス、鶯色の鳥(ウグイスじゃないらしい)、早足で駆ける鳥・・いろんな鳥が楽しげに飛び回っているのを、映し出してくれます。
(すみません!名前はぜんぜん分かりませ〜ん。)
今日は、白くて大きな鳥でした。
でも、白鳥よりちょっと小さめの細めです。
何となくサギ? って感じでしょうか。
その鳥は、「さあて私は誰でしょう?よく見てご覧よ、わかるかなあ?」とクイズでも出しているみたいに、悠々と左から右へ、ゆっくりと羽ばたきを見せながら低く飛んでいきました。
難点は、TV番組と違って「さあこれから登場しますよ」といって現れてはくれないことです。
今日は横に飛んでくれましたが、角度によってはあっという間。
いつも突然現れて、「あ、あれ何?」と思って見ているうちに、姿が消えてしまいます。
カメラを取りに行ってもどると、もういないことが多いので証拠も残りません。(現に最初に、うちの旦那に「白鳥を見た」といったときは、まったく信じてもらえませんでした。)
福島に来て4年目ですが、まだ、見てない鳥がいるのかしら?
これからどんな鳥たちを見せてくれるのか、楽しみです。
居間の窓は、ちょっとした自然劇場です。

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