昨日のクロアチア戦、試合開始前のネットニュースで、中村選手が発熱しているけど出場するという話は知っていましたが、39度台の熱があったんですね。
今朝、ニュースショーで知って、びっくりとともにあきれました。
そんな病人を、たとえ本人が出るといっても、「いや出るな」と、止めるのが普通でしょうに、ジーコ監督も川渕キャプテンも、「がんばれ」と後押ししたと聞いています。
みんな、本人の健康より、試合に勝つ方が大事だったんでしょうか?
39度もあれば、90分も走り続けた試合の後、中村選手がどうなるか、わかったものではありません。
クロアチアとの試合に勝つためには、中村選手のパスやフリーキックが必要不可欠、「出るな」とはとても言えないのはわかりますが、病気が悪化するかもしれないリスクを犯してまで、やることではありません。
というか、ここは自分たちの利害に反してでも、出しては行けなかったと思います。
たとえかなり不利になることがわかっていても、この試合では他の選手に替えるのが、人間としてやるべきことじゃないでしょうか。
選手は、将来のある若者なんですから。
日本チームの応援は、日本人皆が気持ちを一つにできて楽しいですけど、今回の中村選手の件で、だれも止めない、また誰もそれを批判しない、というのは、W杯という熱にうなされて、誰もがそれ以外のことが見えなくなっているようで、ちょっと恐い気がします。

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