フランス語の勉強や仏検を受けるために、
NHKのラジオフランス語講座を聴いていた続きで、なんとなくまだ毎日番組を聴き続けていますが、今「応用編」でやっているのが「星の王子さま」です。
語学講座といって侮る無かれ。
とてもいいお話です。
逆に、とにかく仏検合格と猛勉してらっしゃる方には、文法的に殆ど受験には必要ない時制が使われているので、あまり興味がそそられるものではないかも知れません。
でも「星の王子さま」のお話を楽しみ、それを原語のフランス語の響きで聞き、毎回そのバックグラウンドにある作者のサンテグジュペリの話をしてくださる先生のお話を聞くことができるので、私は毎回とても楽しみにしています。
なんと言っても、お話を読んでくださるジャニークさん(たしか・・)のフランス語がとてもきれいです。
テープにとって何度も何度もまねをして読むのですが、いつか、あんなきれいに気持ちを込めて「星の王子さま」をそらで読めるようになりたい、というのが、今の目的、いや、あくまで目的です。
このお話を読んでいると、今の世界、特に大人たちがが無くしたものを、星の王子さまや、彼に関わる人物、動物たちが、次から次と示してくれます。
それは、当たり前のことだったのに、忙しさにかまけて当の昔に忘れてしまった”ものの本質”たち。
ジャニークさんの声を聞きながら、簡単な言葉の上にあらわされる、あふれる思いのサンテグジュペリのメッセージに、涙が出てくるほど感動する事もあります。

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