前にちょっとだけ、モントリオール(カナダ)のベーグルのことを書きましたが、少し前に、
サイトを見つけました。
かつてモントリオールに住んだことがある人たちの中で、誰もが”美味しい”と言うのがベーグル。
日本でもおなじみのドーナツ型の結構重たいパンです。
オーソドックスなのは、ポピーシード(ケシの実)とゴマ、他にシナモン&レーズンや、パンパーニッケル(黒パン?)、オニオンなどです。
よく、うちから歩いて30分ほどのところにある人気の上記ベーグル店に行き、ポピーシードを1ダース買って、また30分かけて食べながら帰り、帰り着く頃には大抵2〜3個くらいは減っていました。
そうそう、美味しいベーグルには、クリームチーズやスモークサーモンなんて要りません。
何も挟まない方が、ベーグルそのものが味わえて美味しい!
日にちのたったベーグルは、水を拭きかけ(あるいはさっと水をくぐらせて)ラップして十秒ほど電子レンジにかけて中まで温め、その後、外をかりっとさせるためにオーブンで焼いて食べてました。
(これは、作っている過程から考えついた自己流ですが、結構お勧めです。)
その後初めてアメリカに行って、観光ガイドに載っていた店のベーグルを食べた時、あまりの違いにがっかりしたのを未だに覚えています。
見た目は上記サイトの写真でもおわかりのように、パンがイーストでふくらんだ感じでなく(むしろふくらんでないと言った方がいいくらい)、真ん中の穴が、しっかり開いてます。
味は、ほんのり甘く、もちっと・・というと、他のと変わらないようですが、いや、違うんです!
アメリカのベーグルは普通のパンの味が強く、モントリオールのベーグルは食感がずっと細やかです。
モントリオールを離れても忘れがたく、札幌にいる時に一度、「モントリオールのベーグル」と銘打ったベーグルを見つけ、即購入、でも、多分、モントリオールのベーグルと言っても様々、と言うこともあるんでしょう、私が記憶していた懐かしい味とは違っていました。
ベーグルを見ると、思わず、モントリオールのものを期待して買ってしまいますが、今までよそで同じものに巡り会ったことがありません。
巡り会えないと、なおさら食べたくなるのが人情、もう一度、食べたい思いは募るばかりです。

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