みなとみらいホールで、 ヴァンスカ/読売交響楽団のニールセン5番を聴いてきました。みなとみらい線はとても綺麗で、確かに「未来」って感じです。地下鉄もホールも建物と一体化しており、なかなか。
さてさて、本日のプログラム。
<曲目>
バーバー/弦楽のためのアダージョ
ベートーベン/交響曲第5番「運命」
ニールセン第5番
いずれもすばらしい演奏でした。読売交響楽団は、前からトップの技術力は高いと思っていたのですが、ヴィオラの店村さんがN響に行ったりした時期はちょっとレベルダウンしたかな?と思ってそれから行ってませんでした。今回、ヴィオラパワーも凄くて、ロンドン(で合ってる?)から引っ張ってきたコンマスも全開、弦楽器がヴァンスカ色に染まって素晴らしい響きを作っていました。あまり聴くつもりのなかったベートーベン(というか、運命をやる事を忘れていた

)は、それまでに経験したことの無いエキサイティングな演奏!捨て身のアマチュアオケに時々見られる恐るべき演奏に近い物を感じました。
メインはもちろん、
ニールセン5番
ですが、小太鼓のとんでもない炸裂、容赦ない弦楽器の嵐舞は圧巻です。以前、ブロムシュテッド/N響の同曲を聴きましたが、全く比べ物になりません(フォローしておきますと、ブロムシュテッド/サンフランシスコ響のCDは超名盤です…ということは、N響が駄目駄目オケなのか??)。ヴァンスカ、知らない人は是非とも聴いてみてください。CDはBISから大量に出ています。まずは、ファンの間でバイブルともなっているシベリウスから聴く事をお勧めします。