抜本的な酒税改革が行なわれるようですね。酒の種類による課税になるようです。「醸造酒」「蒸留酒」「ビール類」みたいな分類をするらしい。ビールは醸造酒の一種なんだけど(^^;)
僕は、この改革には基本的に賛成です。
【賛成の理由】
・結果的には、ビール(≠発泡酒・第3のビール)が安くなる。
・税収を増やすためだけの意味の無い分類がなくなる。
・税による値段の格差が減り、純粋においしさで比較できるようになる。
・一連のビール税騒動で、おかしな味のビールに日本人の舌は慣らされてきているが、その悪い傾向が是正される。
ただ、素直に賛成できない事もあります。「第3のビールの売り上げが伸びてきたから課税する」というのが主な理由だと思うのですが、2つの意味で悲しいですね。税収アップの事だけを考えた政策はおかしいということと、第3のビール(
ビールじゃないけど)が受け入れられる程に味覚が麻痺していること。
もちろん、発泡酒や第3のビールが高い税率をかいくぐって、安い酒を庶民に提供しようという理念から生まれた事はわかるので、そういった企業努力を無にするような政策そのものが間違っているわけですが。
そうそう、最後に、「発泡酒」とか「第3のビール」っていう言葉も嫌いなんですよね。「ビールもどき」とか「偽ビール」っていう名前がぴったりだと思うんですが。