ひさしぶりの更新です。1月は修士論文に追われる毎日で、行動は控え気味の1ヶ月でした。
さて、新日フィルを聴きに行きました。久しぶりのすみだトリフォニーホールです。曲目は
江村哲二/〜武満徹の追憶に〜《地平線のクオリア》オーケストラのための」
ショスタコービッチ/ピアノ協奏曲第1番
ショスタコービッチ/交響曲第4番
指揮:大野和士
ピアノ:トルプチェスキ
現代音楽は、例のごとくよくわかりませんでしたが、ショスタコはいずれも爆演でした。ピアノ協奏曲は前から好きな曲でしたが、この日の演奏は乗り乗りでした。そして、一番驚いたのがアンコール。ピアニストがマケドニア人ということで、マケドニアのゲリジッチなる作曲家の曲が取り上げられました。リストの技巧とショパンの華やかさをジプシー系の乗りでアレンジしたような、素晴らしい曲でした。密かにブームになるかもしれません。
さて、メインの4番ですが、、、この曲は恐ろしく難しい曲ですね。的確な指揮と超絶のオケ、新年を飾るにふさわしい演奏でした。ワーグナーかマーラーあたりを意識したかのようなオーケストレーションが随所に見られますが、すぐにショスタコ色に変化していきます。そのめまぐるしい変化が面白い曲です。