誘われて、新交響楽団の定演を聴いてきました。新響はアマチュアオケとしては非常に有名なオケです。CDなんかも出していて、一度は聴いてみたいと思っていたところでした。
<曲目>
シベリウス/ポホョラの娘
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲(独奏:アナスタシア・チェボタリョーワ)
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
指揮の渡邉康雄は、シベリウスやニールセンを日本に広く紹介した渡邉暁雄の長男。それゆえ、シベリウスにはかなり期待していたのですが…期待が大きすぎたのか、ちょっと残念。シベリウスは、北欧の自然の美しさと厳しさが渾然として表現されているような音楽。ポホョラの娘は、不思議な雰囲気が漂っていて良かったと思うのですが、ヴァイオリン協奏曲は思い描いていたものとは違い少し残念。幽玄さと激しさの調和こそがこの協奏曲の魅力だと思っていたのですが、美しさに終始した雰囲気でした。独奏者については、音色の美しさ(見た目も?
公式ブログ)、音程の正確さは良いと思いますが、オケはそのイメージに合わせたのかな?
いやいや、もちろん、アマオケとしてのレベルは非常に高いですよ!