2005/7/29
スペースシャトルが宇宙に行きましたね。
幼稚園のころの僕の夢は宇宙飛行士。
スペースシャトルの写真に熱狂してたのを覚えてます(スペースシャトルって20年前にはあったんですね〜)。理系の勉強がダメで早々に断念しましたが、今はクルマに乗る仕事です。三つ子の魂百までってこういうことでしょうか。
さて、前回の事故から2年経ってまた同じ問題が話題になってますが、大学時代に勉強したコミュニケーション論で、NASAの事故の事例がありました。
曰く、閉鎖された組織の意思決定の問題だそうです。NASAみたいなエリート集団において、目的がスペースシャトル打ち上げに収束している場合、打ち上げそのものが最優先事項になってしまう傾向があるそうな。
つまり、安全性などをテーマにどれだけ論理的に反対しても、反対意見そのものが受け入れられなくなってしまうそうです。打ち上げに反対する意見=敵になるんだとか。だから、客観的に見れば安全性に問題があっても、組織の意思決定における根本的な原因を取り除かない限り、同じ決定がされます。打ち上げの成功よりも、スケジュールにのっとった打ち上げそのものが目的になってしまうわけです。
NASAだけじゃなくて、会社でもレーシングチームでも、人が集まるところはいっしょですけどね。リタイヤばっかりだったチームが、たったひとりのスタッフやドライバーの加入によって生まれ変わるのは、凝り固まった組織に第三者の意見が入って、間違った目的を訂正できるからでしょう。
ミハエル・シューマッハが入る前のフェラーリはそんなカンジだったのかもしれませんね。
スペースシャトルの話に戻すと、チャレンジャーの爆発事故のときは、打ち上げ限界を超える低気温で、どこかが凍ったのが爆発の原因だったそうで、本来起こるべくして起こった事故なわけです。まさに、成功よりもスケジュール遵守が目標になってしまったわけですね。
会社でもこういう人っているでしょ? とにかく賛成だけしてほしくて、別の意見を言うと怒り出したりすねちゃう人。この人にとってはその企画を成功させることよりも、全員が足並みを揃えて失敗するほうが大切なんです。
そう考えると攻略法が見えてきますよね〜。いくら正論をぶつけてもダメ。失敗したときに、火の粉が飛んでこない位置に避難するか(笑)、失敗するのを前提で、バレないように救助艇の準備をしておくか。
どんなに完璧に近いハードを揃えようが、一番危ないのは人間ってことですね。
研究対象になるくらいだから、NASAだって組織としての危険さをわかってるんだろうけど、変われないんですよね。とにかく宇宙飛行士が全員無事に帰ってくることを祈ってます。
だって宇宙に行きたいじゃん。
2005/7/27
久しぶりの日記です。
突然の十勝参戦〜札幌往復〜クラゴン部屋in福島〜SUGOGTで、たぶん1週間で5000kmくらい移動してると思います。しかもその他に700kmくらいコース走ってるし(笑)。
十勝レポは後日アップするとして、軽く報告しましょう。過去最も過酷で最高に楽しい十勝でした。NSXとはいえS耐マシンは楽勝なんて思っちゃいけません。パワステなしの上に、エンジンルームとコックピットはアクリル板一枚の灼熱プレイ!
あのマルコ・アピチェラ選手でさえ、ゴール後はヘロヘロになってました。
諸事情により(笑)3時間走ったときはマヂで死ぬかと思いました。タイムがバラついたら観念してピットインしようと思ってたんだけど、その前にタイヤがオトコになっちゃった(笑)。
金曜初顔合わせのチームだったけど、いい仕事が出来たと思います。なんといってもPERSON’S Racing初の表彰台だしね! 助っ人としては申し分ないでしょ!
マルコは速くてタフで燃費がいい! いろいろ盗んだんだけど、まだわかんないとこがあるから、また一緒にレースしたいな。

その前にニュルレポートと、ムーヴィー編集が!
ニュルサポーターのみなさん、決して忘れてるわけじゃないですからね! あとエンディングだけなのに、時間がないんです(泣)。お土産の賞味期限も大丈夫ですので、もうちょっと待ってください。
クラゴンからのお願いです!!
そんでもって今週末はリンクみちのく巡業ですな。
サーキットのキモはブレーキング! ビッシビシ行きますぜ!
2005/7/13
NSX販売終了のニュースはもうご存知でしょう。本来発表しないものらしいんですが、ファンのことを考えて発表したということでした。
高校生のころにべ○モを見て憧れた僕としては「いつか金持ちになったらNSX!」なんて幻想を持ったものです。10年経ってロードスターとインテRで精一杯っていうのが現実だったりして(笑)。今じゃ、両方足しても100万円にもなりません。
話がそれた。
GT−R、RX−7、スープラに続いて、ホンダのフラグシップスポーツカーまでなくなるのは寂しい限りです。
先日、ホンダのテストライダー(しかも管理職)さんと飲む機会がありました。面白すぎて詳しく話せない内容ばっかりなんだけど、つまりホンダはまだまだ狂ってるという話ばっかりでした(笑)。
一方、クルマとしてのNSXにはけっこう無理なところがありました。レジェンドと共通のエンジン、オールアルミボディ、などなど、最新技術をブチ込んであるのは間違いないんだけど、危なくてみんなに進められるクルマじゃなかったわけです。
しかも二代目NSX−Rでは、今のパッケージングで出来ることをやり尽くしていると思います。
ここまでの情報を総括して、都合よく解釈すれば、NSXの次に期待するべし! ってことなんじゃないでしょうかね。
オールアルミだと高いから、フレームは鉄で、重心から遠い外板だけアルミにするだけでも、軽量化とコストダウンを両立できそうだし、エンジンだってドライサンプにして、エンジンの後方にミッション、デフをマウントして重心を真ん中に集める!
これだけでも今のNSXが持っている難しい操縦性がまろやかになるはずです。いろんなところで書いてますが、レーシングドライバーのためのNSXじゃダメだと思うんですよ。ソコソコの腕があれば誰でもホンダの技術を味わえるようなクルマじゃなきゃ、フラッグシップモデルとはいえませんぜ。
だから寂しいのは寂しい、だけど今のNSXに未練はない! というのが正直なところです。
どうがんばったって変な目で見られるクルマなんだから(笑)、値段だって2000万円くらいで問題なし! 時期NSXはフェラーリ、ポルシェの撃墜(タイムだけじゃなくて質でね)が使命と考えて作るに決まってる!
フルモデルチェンジじゃなくて販売終了なのは、そのための潜伏期間だと思っています。
そう考えれば希望が出てきたでしょ。
も〜っとすごいクルマになって帰って来いよ〜!
ただし! それまでに、ユーザーがしっかりとクルマの良し悪しを判断する目を養っておくこと! これは大きな宿題です。
『スポーツカーを語ろう』を読むべし!
2005/7/11
今日はンヶ月ぶりの休日にして、早速ホーネットを作ってしまいました。
よくよく調べてみたら、可動状態にあるラジコンがツーリングカー、F1、ミニの3台もありました。すっかり忘れてた。ツーリングカーは今年走らせてるんですが、F1は去年か一昨年、ミニに至っては引退レースから10年間ず〜っと放置プレイという有様です。
ミニの受信機、アンプ(NOVACの高〜いヤツ)、サーボをホーネットに移植してスイッチを入れました。
ウ〜〜〜ン、ギャギャギャ、シュー! サーボ炎上!
ちょっと不安はあったけど、10年間は長い時間だったみたいです。
だけど、受信機とアンプはOK。このふたつがOKなだけで上出来でしょう。当時はレースバリバリのノバックアンプで、このアンプはバックできません。それだけ前進を効率よくしてるわけね。レーシングカーにエアコンがついてないのと同じようなもんです。
今は完全ホビーなので、バックもできるアンプを買ってきました。
なぜかアンプも炎上! ぐっはあ!
ぬあに〜! と説明書を読んでみたら、+端子と−端子が昔の逆だそうな。端子が逆なのに、形がいっしょじゃ危ないじゃん! 端子の形も変えて、物理的に入らないようにするべきだよね。
説明書を読めという意見は却下です。
というわけで、アンプも終了! あ〜あ。
結局、サーボはオークションで調達、アンプはおとなしくノバック(ホーネットにはもったいないんだけど)を使って完成しました。
実走テストは明日の予定です。
2005/7/7
あんまり知ってる人はいませんが、僕の初レースは13歳。近所のデパートでやってたラジコンレースです。今思えば、そのとき速かったところから感染(笑)がはじまったはずです。
しかもクラス分けがよくわかってなくて、モーターの種類によってエキスパートクラスだったのに予選7位だかなんだかで店の人がビックリしてたっけ。
そこで遅かったら「レースなんてつまんねー」とかいって、カートをやることもなかったのかも。そう考えると面白いですね。
んで、何で今になって(もう10年も経つのか)再燃かというと、某オークションで何気なく検索してみたら出るわ出るわ、欲しかったけど買えなかったブツが山ほど出品されてるじゃないッスか!
僕はタミヤ派だったので、バギーはアバンテとかスコーチャー(これはマニアックだな)とかアスチュートとか、懐かし〜! ちょっと調べてみたらワイルドウイリスやホーネットが新品として再販されてるし、7月17日にはランチボックスも再販! プロポ(送信機)、受信機、アンプは10年前のがそのままあるから、キットだけ買えばOK! よし! 購入決定!
ラジコンとはいっても世界選手権があったりして、僕がやっていた当時はオフロードからオンロードへ、趣味からコンペティションへの過渡期でした。その結果、走行抵抗を減らすために異常に細いタイヤになったりして、カッコ悪くなっちゃったんだけど、昔のオフロードカーはカッコイイね〜! タマランです。
でも、今自分が持ってるラジコンが「現在入手困難」「レアモノ」「動作補償ナシ」とか書かれてると、そんなに歳とったかのうと思っちゃいますね。
すっかり忘れてたけど、そういえば押入れに組み立ててないグラスホッパーUがあったっけ。作ってみよっかな〜。