2006/6/30
時差ボケ、レポート、荷物引取り、VTEC原稿が終わり、やっと更新する時間ができました。
みなさんご期待の空港の話でもしよっかな(笑)。
「レース結果もよかったし、1日延ばしてニュル近辺も探検してきたし、バッチリぢゃったのう」と思いながら、アウトバーンをブッ飛ばしてフランクフルト空港に着きました。
フランクフルト〜東京便の出発まであと45分。いろんな手続きを考えるとけっこうギリギリです。
とにかくルフトハンザのカウンターに到着し、帰りは「ヘルメットもスーツもあずけちゃおっかな〜」と余裕ブチかましていたら、「荷物重量オーバーなんだけど」とカウンターのオバハン、じゃなくてオネーサマがのたまうじゃありませんか。

まあしょーがないから追加費用を払おうと思ったら、なんと1kgにつき30ユーロ! 30ゆーろっていったら、4200円くらいですよ奥さん! しかもリミット22kgに対して、オレの荷物は50kg(爆笑)。4200×28kgっていったら10まんえんくらいになってしまうじゃありませんか!
そんなのは当然大却下。あとは送るしかありません。送る時間もないので、ユルゲンにでっかい荷物をひとつを送るように頼んで、そのまま飛行機に乗りました。ユルゲンありがとう!
ユルゲンのおかげで荷物は人間の2日後に到着。でもそれからが長かったんだ。
郵送したから家まで届くなんてとんでもない。成田の税関で中身の申告をして、ニュル土産満載だったからレシートをもとに関税の計算をしてもらって、申告&支払い後に運送会社に書類を持っていって、やっと荷物をもらえました。
運送費用もかかったし、余計な税金も取られたし、もう大変でしたよ。税関の事務所で海外別送品の書類がなんたらかんたらとかいってたので「それはどこにあるの?」と聞いたら「成田空港にあります」???
つまり入国審査の前に書類を書かないといけないんだとさ。一度入国したらアウチ。そもそも空港でポンと預けた品物の中身なんか知らん! まあ、密輸を防ぐためにいろいろ努力した結果なんでしょう。
行きは2時間並ばされたし帰りは荷物が大変だったけど、税関の職員のみなさんはとっても親切で、関税の計算もしてくれました。
海外に行くのなんてもう珍しいことじゃないけど、ひとつ間違ったら大変だということで(笑)。
日本入国時の荷物チェックもすごーく厳しいので、バレたら恥ずかしいものを持ち込むつもりのみなさんはご注意を。
ついでといっては何だけど、空港でサッカーのユニフォームを着てるのはどうかと思うけどなあ。別に止めはしないけど、公共の場で着る服かどうか吟味しないとね。大人なんだから。
どうせやるんだったらこれくらいやんなきゃ(笑)。

2006/6/24
ちょっと遅くなりましたが、ニュル行って来ました〜!
今年はレースをした! ただ生き残るだけじゃなくて、オレのオトコっぷりをドイツ人に見せたレースでした。現地レポートからそのあたりは伝わってたんではないかと思います。
これまでニュルブルクリンクで速さを認められた日本人が、果たして何人いると思います? チーム単位を素晴らしい結果を残しているチームはあっても、ドライバー個人として認められた人は多くはないでしょう。
チームのスタッフも、今回組んだユルゲンも本当に驚いてました。
ちょっと前だけど、S耐ではじめてスプーン号に乗せてもらったSUGOラウンド以上に、ドカーン!っと一発ブチかました手応えがあったなあ。
でも、これまでレースで組んできたザ・オトコメカニック達のレベルを考えれば至極当然。ニュルで通用しないくらいじゃ、今までお世話になってきたみなさんに申し訳ないでしょ。
故・本田宗一郎氏はホンダのF1参戦活動を「F1は走る実験室」と評したそうですが、オレにとって「ニュルは走る自動車体感研究所」。今までに発見したドライビングテクノロジー(テクニックじゃないよ)を試し、走れば走るほど新しい発見がある場所です。
まだまだ研究が足りないのがわかったから、また来年も来なきゃ(笑)。
実はもう来年の話もボチボチあって、どうなるかは全くわからないけど、とっても前向きな状況です。
今回の経験はクラゴン部屋にしっかり還元しますので、みなさんよろしく!

2006/6/12
ニュースで見たところ、ドイツ、しかもフランクフルト空港はワールドカップ一色のやうです。
いつでもどこでもなぜか厳重な持ち物検査を受けないと入国できないオレとしては、今年はもう完全に希望はありません(笑)。
そんなにアヤシイのかなあ。確かに荷物はいっぱいだし、完全にリミットオーバーしてるし、X線を通したらアヤシイワッペンを貼りまくったツナギとか、ベルのヘルメットとか、どう考えてもカタギの人が持ち歩かないブツが満載だけど。
しかも今年はワールドカップ観戦組が素人まるだしかつ大挙して押しかけているようなので、オレの異質さはウナギノボリでしょう。超人パワーでいえば2000万パワーは軽くオーバーして、ロングホーントレインを繰り出せるレベルでしょうか。スカウターだったら、計測した瞬間に爆発すること請け合いです。
今回のドイツ行きでは飛行機も早く取らなきゃいけなかったし、値段も高かったんです。素人まるだし集団から倍くらいとって、こっちは定価にして欲しくなっちゃうなあ。倍払っても観に行きたいくらいの根性があったら本物だと認めてあげましょう。
サッカーは好きだし、世界レベルの選手にはとっても興味深々ですが…ニュルブルクリンク24時間レースは毎年やってんだからね。
そんなアホなことを考えるくらい、素人集団と同じように見られるのが嫌いなオレでした。ワールドカップといっしょでラッキーなんて思うようじゃ素人同然です。
実際クラゴン応援団のみなさんからは、ワールドカップ関連の話題はひとつもなし! 「せっかくなんで何か買ってきましょうか?」と聞いたら「その金でニュルグッズ買ってきて」といわれました。これが正しいオトコの姿です。
入国審査で絶対に「Sight seeing?」「Football?」とか素人向けの質問を聞かれるでしょうから「Nein,Ich bin renfahrer!」とドイツ語で答えてやりましょう。ひょっひょっひょ。
でもその前にやることバリバリで、まだ原稿と写真整理と現在波動砲充填率30%の荷造りが。荷物を全部詰めたら充填率120%になるから、波動砲でバッチリ。
なのにこれから秋葉原に買出しが(笑)。
さらに今年は日本から行く岸本さんと藤岡さんとは都合により現地集合。もてぎの出口で左に曲がること(水戸方面)を覚えるまで2年かかったのに、フランクフルトまでひとりで行けるのかオレ(笑)!
2006/6/8
今日は幕張メッセの免許センターに国際免許の申請に行ってきました。
もちろんドイツで運転するためです。
2650円の印紙と写真、免許、パスポートがあれば即発行してもらえます。
レンタカーはできればホンダ車がよかったんだけど、時間と資金の都合でフォルクスワーゲンさんちのGolfになりそうです。別に嫌いじゃないし、ニュルの練習で使うことを考えれば(ファーストカマーね)、レースカーに近いクルマがいいでしょう。
クラゴン部屋ニュルツアー開催に備えて、自分で現地の偵察をするためにも、自分で運転できないとねえ。去年も国際免許を取って行きましたが、チームの団体行動だったし、何より偵察どころじゃなかったし(笑)。
今年だって行ってみなきゃわからないけど、去年よりもいろいろできるでしょう。

危ないところだったのはなんと航空券。
13日発〜14日にファーストカマーのはずが14日発でやんの(笑)。ちょっとした手違いだったんだけど、この時期まで確認してないというのがとってもナイスな雰囲気です。
飛行機の日にちなんて細かいことを気にしているようでは24時間レースの結果は望めませんぞ。何事もゆる〜く行きましょう。