昨日はニューヨークで弁護士をやっている大学の後輩(卒業するときは一緒でした。)と2年半ぶりに会いました。
彼女は大学でも成績優秀者として、表彰されているほどで、美術関係にも造詣が深く、某デパートでインテリアデザイナーとして10年勤め、30代後半で弁護士を目指しましたが、暗記中心の日本の司法試験に見切りをつけ、アメリカでも一番難しいというニューヨークの弁護士試験をたった1年のロースクール在籍で取得するほどの才女です。
しかし、物腰低く、穏やか、慎み深い彼女がどうして弁護士になったのか・・・・!
はっきり言って向いていません。
電車が脱線し、多数の死傷者が出た現場に一番先に現れるのは、救急隊員でもなく、警察官でもない。それは負傷者に「訴訟するときは私がお力になります。」と名詞を渡している弁護士だったというブラックユーモアもある生き馬の目を抜くような訴訟社会のアメリカで、彼女のような善人が弁護士としてやっていけるのでだろうかといつも心配しています。(~.~)
でもご安心ください。彼女には卓越した文章作成能力があるのです。契約社会のアメリカではペーパーがすべてです。
アメリカでは遺言や遺産管理が弁護士の重要な仕事で、多くの方が弁護士によって遺言などの契約書を作成します。
最初に話題にあがったのは子供たちの自殺、アメリカではまずあり得ない話であるということです。
その分析が「アメリカは攻撃する文化だから。」という一言でした。皆さんはこの言葉からどういうことを考えられるでしょうか?
私の机の上には、ほぼ毎日のように文科省が教育委員会経由で、ファックスで送りつけた子供たちの自殺予告の手紙が送られてきています。
その生々しい内容を読むたびに、その悲痛な叫びに私の心は痛み、パワーを吸い取られるような気がします。そして膨大な紙の消費と通信費が使われています。全国の学校に送られているのですから・・・。
いつまで続くのでしょうか・・・!
本題に戻します。
自分の責任は認めないで、他人に責任を転嫁する文化と言ったら過言でしょうかね??いえいえ、たくさんの弁護士がアメリカにいること自体がその証明です。
様々な理由があると思いますが、自殺は最終的には自分を責めることによって、起きると思います。例えば、いじめられいるのは自分が悪い・・・・、今の状況が作ったのは自分だ・・・
そして自ら命を絶つと言うことです。
アメリカには「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であり、国民が武器を所有し携帯する権利は、損なうことができない」と規定したアメリカ合衆国憲法修正第二条があります。
つまり、自己を防衛するためには武器を利用してもよいと権利です。これが銃規制をできない理由です。
つまり、攻撃する文化の人々はその原因、怒りを他人に向けますので、あまり自殺という行為はしません。
これが文化の違いというものなのですが、誰もが簡単に銃を手に入れることができるアメリカだとイジメをしている者が、今度は自分の命が狙われるという危機感があるために、ブレーキがかかるというのが私の分析です。
いずれにしろ、子供たちの自殺や援助交際は日本特有の悲しい現象で、美しい国・日本という言葉を教育再生の目標に掲げている場合ではないと現場にいる私はあきれています。
なぜなら教育問題を選挙の為だけに利用しているだけの話ですから・・・。
『事件は会議室で起きてない!現場で起きているんだ!』
首相お気に入りの教育会議・・・・現場の人間は???.
「教育再生会議」有名人有識者メンバー
安倍首相
伊吹文部科学相
浅利慶太(劇団四季代表)
池田守男(資生堂相談役)=座長代理
海老名香葉子(エッセイスト)
小野元之(日本学術振興会理事長)
陰山英男(立命館小副校長)
葛西敬之(JR東海会長)
門川大作(京都市教育長)
川勝平太(国際日本文化研究センター教授)
小谷実可子(日本オリンピック委員会理事)
小宮山宏(東大総長)
品川裕香(教育ジャーナリスト)
白石真澄(東洋大教授)
張富士夫(トヨタ自動車会長)
中嶋嶺雄(国際教養大学長)
野依良治(理化学研究所理事長)=座長
義家弘介(横浜市教育委員)
渡辺美樹(ワタミ社長)
以上
ヤンキー先生の義家さんはなぜ、あの年齢で現場を離れてしまったのだろうという疑問が私にはあるのです。一つの学校、たった6年の教職経験ですべてがわかるとは思いません。
横浜市の教育委員就任も中田市長さんの政治的パーフォーマンスでしょう!
何かあったと思いますよ・・・。言えませんが・・!
北星学園余市高校に通わせることのできる家庭は授業料、下宿代を含めたら、相当余裕のある家庭でないと無理です。大麻などの問題を起こし、全校で取り組んで話題となりましたが、そんな問題が起きることじたい問題なわけで・・・!
この学校に入れば、不登校やひきこもりを治すことができるような誤解をあたえていますね。基本的に親から離れ、北海道余市で寮や下宿生活をできるのですから・・・。
また、立命館小副校長さんもいますが、「お受験」の学校ですよ。
写真は頂いたお土産!アメリカでベストセラーの本です!


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