こんな夜更けにバナナかよ  本・漫画

この本好きなんですよねー。単行本も文庫本も持ってる。
で、最近久々に再読していた矢先に、映画化ですよ。

http://bananakayo.jp/

しかも主演が大泉洋ときた。

去年の11月に、#読書週間だからRTといいねの数だけ好きな本を紹介しよう
というタグでこの本を紹介した時に「ドラマ化するなら鹿野さん役は大泉洋さんでどうだ(北海道の話なので)」とツイートしていたんだけど、まさか実現するとは!
https://twitter.com/rosetail513/status/931728643415465984
タイトルだけじゃわかりにくいから「愛しき実話」というサブタイトルをつけたんだろうけど、正直蛇足かも。
三浦春馬と高畑充希との三角関係?原作から大きく変えてない?とも思ったんだけど、主人公の鹿野さんは、原作でも語られてるけどボランティアを好きになってはフラれて…を何度も繰り返していたっけな、と思い出し、こういう展開もありかなあと。映画にするには、ボランティア何人もにスポットを当てると散漫になりそうだし。
脇を固めるキャストも今から楽しみです。

この本と出会ったのは10数年前だったかな?正確には覚えてないですが。
確か「本の雑誌」で、面白いタイトルの本として紹介されていたので気になり、北海道新聞社から出ていたソフトカバーを買って読んだのが最初。

筋ジストロフィー患者で、24時間他人の介助なしでは生きていけなくて、でも 病院に入院したり両親に頼ったりはしたくない、自立したい、という鹿野さんと、彼を取り巻くボランティアや有償ヘルパーさんたちを描いたノンフィクションです。

後に文春文庫で出てからも、本に登場してきたボランティアたちのその後などが文庫版あとがきに載っていて、つい買ってしまいました。
文庫だとかなり分厚いし、注釈なども多いので、読み応えありますw

障害者とボランティアを描いた話なのですが、決して感動ものではなく、鹿野さんは我が強くてワガママで結構癇癪持ちなのですが、ボランティア達もそんな鹿野さんに振り回される…だけでなく、ぶつかったり、言い返したり、時には泣かせたりすることもあります。
何人かのボランティア達のインタビューもあるのですが、「留年してだらけてしまった生活を立て直したかった」とか「友達に誘われてなんとなく」とか「水商売から足を洗って転職活動したけどうまくいかなくて、献血でもしようと献血ルームに行ったらボランティア募集の貼り紙がしてあった」とか、それぞれに理由があるのが面白いです。また、ボランティアがきっかけで医療系の大学や専門学校に進路変更する人も…。鹿野さんと関わるのはめっちゃしんどそうだし、もちろんいろいろあって辞めてしまうボランティアもいるのですが、なかなか人生に大きな影響を受けそうな体験だったんだろうな…と思います。ぜひ一読を。
2

さよならもいわずに  本・漫画

Twitterに書こうかと思ったけど、長くなりそうなんでこっちに。

旦那が買ってきた「さよならもいわずに」(上野顕太郎)を読んだ。

奥さんが亡くなってからの記録というか心象風景というか。
それまで鬱だったり喘息持ちだったりと持病はあったようだけど、普通に日常を送っていたある夜、眠っている間に血管が詰まって亡くなってしまったそうだ。病気で、少しずつ覚悟を決めながら、だんだん弱っていく人を見ていくのも辛いが、ある日突然、何の予告もなしにいなくなるというのはもっときついだろう。多分、亡くなった本人が一番戸惑っていそうな。

エピローグでは数年後に再婚していることが描かれているのだけど、また誰かと一緒に生きていこうと思えるようになるのも決心が必要だろうなあ。もしかしたら、また見送る側になるかもしれないから。そして、奥さんを亡くした相手と結婚するのはそれはそれで覚悟がいるよな…とちょっと考えてみたりする。


0

叔父様は死の迷惑  本・漫画

ちょっと前の話になるが、本をまとめて売ろうとして本棚を整理していたときに、坂田靖子の「叔父様は死の迷惑」(ハヤカワ文庫)がひょっこり出てきた。

坂田靖子は一時期好きで、過去の作品が文庫化されたときに何冊か買っていたのだが(その割に代表作の「バジル氏の優雅な生活」は1巻しか持っていなかったりする)、この本は買ったことすら忘れていた。
タイトルだけ見ると少々物騒なのですが、推理作家志望の女の子と、トラブルメーカーだけど遊び心があって憎めない彼女の叔父さんの物語で、別に殺人事件は出てこないので、気楽に読めます。

そのタイトルでふと思ったこと。
文庫版の後書きには
「本屋で『叔父様は死の迷惑』と書いてある本を見かけ、なんだ?と思ってよく見たら『秩父路は死の迷路』という題名の本だった。見間違えが面白かったので、自分の漫画のタイトルにしてしまった」
と坂田さんが書いている。
『秩父路は死の迷路』…いかにもな旅情ミステリー小説のタイトルであります。
秩父だと東京から近いし、ロケもしやすいから2時間ドラマ化もされてそうな。
…しかし、誰の小説なんだろう?

この本が見つかったことで、気になっていた疑問を解消しようとふと思い、「秩父路は死の迷路」を検索してみたが…出てこない。「叔父様は〜」のレビューは何件か引っかかるのだが。もしかしてそんなタイトルの小説は実在しないのか?

もしかしたらタイトルそのものではなく、サブタイトルか、本が出た時の出版社のキャッチコピーか、本屋さんのPOPのコピーだったのかもしれない、と思い直し、「秩父 殺人事件 タイトル」で検索し直してみると、『奥秩父狐火殺人事件』(梶龍雄)というタイトルの小説が見つかった。奥秩父狐火殺人事件 (講談社ノベルス)

もしかしてこの小説のことなんだろうか?出版されたのは1986年8月だし、時期的には合ってるんだよねえ…と思ったら、駄目だ。「叔父様は〜」の連載開始は1986年1月で、こっちのほうが先。もっとも「奥秩父〜」はどこかの雑誌に連載されていて、その時のタイトルが「秩父路は〜」だったのかもしれない。本の奥付でも見たらそこらへん書いてあるのかもしれないけど、今となってはネットで調べても「奥秩父〜」のレビューさえほとんど出てこない。

ということは多分「『叔父様は死の迷惑』=『秩父路は死の迷路』見間違い」というのは坂田さんのジョークなんだろうな…。
それにしてもいつかどなたかが『秩父路は死の迷路』という小説を書いてくれないものだろうか。そうしたら面白いかも。

※この記事は、2011年9月21日に下書きしていたものを少々加筆修正のうえ完成させたものです。
0

中の人などいない  本・漫画

『「中の人などいない」@NHK広報のツイートはなぜユルい?』という本を読みました。
3年前にTwitterのアカウントを取ったにもかかわらず、あまりTwitterに馴染めないまま、ツイート数もまだ2桁しかいかない自分でも、「NHKの中の人のツイートがいろいろ面白い」ということは話に聞いていたので、図書館で見つけてなんとなく借りてきたのですが、これがなかなか面白かったです。
ただ一方的に「つぶやく」とはちょっと違う、「ツイッターを通してみんなと会話する」ってスタンス…そうか、そういう風にとらえると、なんかもうちょっと気楽にTwitterと付き合えるような気がしてきたぞ。
独り言を語るならブログで十分だもんね。
これを読んで、さっそく@NHK_PRアカウントをフォローしたのは言うまでもありません。

Amazonのカスタマーレビューを見ると、結構賛否両論ありますね。企業の中の人のツイートというのも、個人を出しすぎて炎上してしまうこともあるし、かと言って固すぎても面白くないしフォロワーも増えないしで、難しいところはあるんだろうなあ。個人のアカウントでさえ、あれだけ炎上するんだもんなあ…。

0




AutoPage最新お知らせ