2日目はBAをNKS 前から70/45 55/65 にしてみた。
フレームもスタイルCに変更
これはカトちゃんのいうボードちっくという考えに基づくもの。
力点は2つを参照
かなーり単純化すると、スキーは力点が1つ。スノーボードは足2本だから2つ。スノースクートはフロントフォークとトップチューブで2つだから両端を硬くするという考え。(違ったら訂正おねがいします。)
これはsunnボードなど剛性に優れた最近のボードだからできることで、昔のぺらぺらの板でやったらきれいなカーブは描けない。
スノースクートは構造上いろいろ制約があるのでボードと全く同じにはできなのだけど、しなり(フレックス)だけでなくねじれ(トーション)も含めると2枚の板で1つのカーブを描くことができる。
このテーマはもっと細分化して書かないとまとまらないので、またの機会に。
話がずれましたが、
NKSが出てきたおかげで、前後それぞれのBA硬度を変えること可能になり、昨シーズンもボードちっくを何度か試してみたけど、手にごつごつきてどうにも疲れる。
で、結局50/50 55/70 っていう設定に落ち着いた。
でもこれだと、フロントボードの性能を殺している気がしてた。
固定を甘くすればするほど板の性能は薄くなっていく。
言い換えれば、BAが動けば動くほど、板は仕事をしなくなる。
いままではBAに衝撃などを吸収させ、板の両端(フロントの前/リアの後)をしならせるスキーちっくな考え。
「せっかく高性能な板なんだから、(現状BAの位置、形状ではかなり制約されるけど)かっちり固定して、フレックス、トーション性能を発揮させましょうよ。仕事させましょうよ。」というのがカトちゃん流ボードちっくな考え。
前日のテストでフロント50/50ではターンが詰まる感じがしたので、前述の通り70/45と極端にボードちっくにしてみた。
結果は・・
かなりいい。
しなるポイントが手前にきたため板は動く。
でも先端は70で硬くしてるので必要以上にしならない。
フロント全体でとらえてる感じ。
いい塩梅♪
ちょうどいいところに豆腐君がいたので、ちょっと乗ってもらった。
いつもは、「このマシンきもい」と一言で終わっていたのだけど、
「悔しいけどいいね」とのこと。
リフトで話すと同じ感触のようだ。
フレームの軽さから来てる感触だと困るので、
こんどは45/70と極端に変えた。
1ターン目で嫌になるぐらいきもい。
板はコシがなくしなる、雪面のごつごつはもろに手にくるし。最低。
豆腐君も「これ疲れる。返す」
こんな感じで、テスト2日目は終了。
まとめ
MIBもどきはボルト位置を手前にすることで
・しなるポイントが変わり、フレックス性、トーション性共に増加する。
・BAが柔らかいと撓りすぎ、ターンが詰まる
・BAを前から硬い柔らかにすると無駄な動きが無くなりいい感じ。
・BAを前から柔らか硬いにするとしなりすぎる上にごつごつ疲れる。
以上です。
しばらくはこれで滑ってみます。
純正ブッシュで設計したボードに対して、社外のブッシュ、固定位置を変えることでボードの破損など起こるかもしれませんし、523以外のsunnボードではまた違った結果になるかもしれません。
今後はリアのBAの構造についても考えていきます。

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