なんとなく暑さが中途半端な今日この頃ですが、もう8月ですね。
随分更新をさぼってしまいました。
実は6/27〜7/10までの2週間、イタリア、英国出張で不在でした。
さらに帰国直後にノートパソコンのキーボードに水をこぼしたら
キーボードが操作不能に。。。
やっと数日前に修理からあがってきました。
さて、英国出張中に "Goodwood Festival of Speed" なるものに
行ってきました。
これは英国貴族のマーチ卿という人が、ロンドンの南西約80Km、
Chichesterという町の郊外の私有地で毎年開催している
世界最大級のヒストリックモータースポーツイベントです。
1993年から開催しています。
3日間の開催期間中の入場者数は15万人にもなります。
特徴的なのは、中高年の観客が多いこと。また、夫婦や恋人同士、
家族と一緒の姿が目立ち、男同士のグループは少ないです。
さすがはヨーロッパのイベント。
メインスポンサーとして、ヨーロッパメーカーでは
ジャガー、ランドローバー、アストンマーチン、ロールスロイス、
ルノー、プジョー、
BMW、メルセデスベンツ、アウディ、ポルシェ、
フェラーリ、アルファロメオが参加。
米国メーカーはGM、フォード、
日系メーカーはトヨタ、ホンダ、日産
その他、コスワース、カルチェ、ダンヒル等が名を連ねています。
我らがロータスはスポンサーとしては参加していませんね〜。
残念です。
さらに、毎年、1社がメインスポンサーとなり、
テーマ展示を行います。今年はルノーが担当しました。
会場中央に2006年型のF1マシン、R26を2台展示。
なんとエンジン音で英国やフランスの国歌を奏でていました。
コンピューター制御ですが、こんなことができるとは知りませんでした。
それはもう、大うけでした。
メインの走行は、領地内の道路を使ったヒルクライムです。
まずは、この3輪自動車。1886年のBenz Tricarです。
1.7リットル、1シリンダー4ストロークエンジン!
こちらはMika Hakkinenが運転する
DTMのMercedes Benz C-Class AMG。
Honda RA300、1967年。ドライバーはJohn Surtees。
1995年のBeneton Renault B195です。
写真は取れなかったですが、
今シーズンのF1マシンも何台か走っていました。
大ホイールスピンで白煙を発生させていました。。。
Lancia Beta Montecarlo Group C。
パッドクからコースに入る道では
至近距離で往年の名マシンを見ることができます。
下のMcLaren F1 GTRのドライバーは
BMWの開発部門担当の副社長です。
いや〜、すごいメーカーですね、BMWは。さすがです。
Lotus Climax 33。1964年のマシンで1.5リットルV8です。
今年のルマン24時間レース優勝マシンである、
Audi R10も来ていました。ディーゼルエンジンなんですよね。
ちょっとブレてしまいましたが、Aston Martin DBR9です。
空ではTornedo戦闘機のデモフライトまで。。。
すごいイベントだな〜。
2004年のGT選手権チャンピオンの350Z GT500も走りました。
リチャード・ライアンのドライブで最速タイムを出しました。
丘の上の森には昨年からラリーコースがオープンしました。
1990のToyota Celica GT4が全開でドリフト。
ワルデガルドのドライブ。
栄光のルマンのGulf Porsche 917Kだ〜。1970年です。
カルチェはクラシックカー、スーパーカー、ベスパのコンクールを
主催していました。特にスーパーカーはランボルギニー・ミウラが
大集合。ミウラコンセプトまでいたりして。
これはイオタです。1967年。さすがに本物なんだろうな。
以上、あまりにも色々なマシンとドライバーが参加しているので
とても一日では見切れません。モータースポーツ好きの方には
間違いなくお薦めのイベントです。
頑張れば有名ドライバーのサインも、もらえるようです。
ちなみに今回、このようなところ↓にも行きました。
(ここでは多くは語れませんが)
イギリスという国は不思議なところです。単なる道具としての存在を
超えたものとして、自動車がより多くの一般庶民に文化として
根付いているように思えます。スポーツカーやオープンカーに
乗っている人も多い。女性も含めて。
いつかはこの国で暮らしてみたいですね。

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