フィットネス情報でこそ注目して採り上げたネタですが。

『史上最強の弟子ケンイチ 29』

松江名 俊(まつえな しゅん) 小学館[2008.05]
内容はねえ、元いじめられっ子の高校生男子が、達人(マスター)たちの格闘技の特訓に耐えて成長していく、熱血・青春・スポ根、でも基本的にはギャグマンガで、気軽に読める作品。
しかーし、この第29巻において、とんでもない真実をつくセリフが登場。主人公.白浜兼一に向かって、師匠(の一人):「哲学する柔術家」:岬越寺秋雨(こうえつじ あきさめ)が声をかける。
>「こんなすごい技が簡単にできる」武術家より、
>「こんな基本的な技なのにすごい威力がある」武術家になりたまえ。
こいつぁ、とんでもなく深い意味を潜めているぞ。
えっと、武術素人の まーく には、武術の直接の技の効力はわかりません。でもね、ダンスでもトレーニングでも身体活動に関して。
そりゃ体力・技術が向上すれば、「
すごい技」もできるようになる。
でもホントに体力・技術がある上級者は、「
基本的な技」なのに、ものすごく形が綺麗。明らかに「威力」がある。ぐらつかそうとしても、そう簡単に崩されない。
単に、腕立て伏せをする、スクワットをするだけでも、見る人が見れば、その人の程度は把握できます。
おそらく まーくの性格的に、作中の達人(マスター)たちの中で、明らかに
岬越寺秋雨どんが、一番惹かれやすいんだろうなあ。
と、共感した1ページでした。