世界に冠たる日本のオタク文化。
直接の実用も無いところにこだわりを持ち、造形を整え、美を見いだしていく。
そんな
オタク文化の源流に、日本の縄文文化があるのでは?
島田雅彦.氏が朝日新聞[05.08.06e]で縄文土器を念頭にそんな考察を。
しかも、「博物館の中の土器を見て」じゃないんです。
東京・多摩丘陵出身の島田.氏。子どもの頃から、地べたを掘ればすぐに縄文土器が出てくる環境。
そもそも縄文時代、ドングリや鮭(シャケ)の資源豊富な東日本こそが人口集中・文化先進地域。
東京の水辺・川筋の谷地では当たり前のように縄文遺跡が。
そりゃ、関西は歴史の宝庫だし、京都・奈良を掘れば大和・平安朝の遺跡がザーック、ザク。
でも東京の地下には五千年前の遺物が。
縄文の芸術家たちが作った土偶。その精神は
刀鍛冶や
根付け師、
陶工たちに受け継がれ、現代の
フィギュア職人、
マンガ家たちへと流れている、という主張。
確かにユーラシアの各文化圏と比べ、日本に限って特異なオタク文化が花咲いたのは、明らかに独自の縄文文化の影響もあるのでしょう。
するってえことは、
秋葉原 F[04.06.07]、
F[04.06.08]こそ縄文文化の嫡子・末裔ってことかな?