なんかねえ、昨日
G[2008.10.31]の日銀の0.2%金利引き下げ。
“賛成4 反対4 の同数で、総裁が断を下した”
とニュース報道されたのよ。
だからこそ、
“金利引き下げ(現状維持)に反対者が4人もいたのか!”
という誤解がマーケットを駆け巡り、市況にも影響したようだけど。
(実は、まーくもニュースを読んで一時、誤解してました。)
これ、正確には、
“0.2% 利下げ賛成が 4人”
“現状維持 だから、利下げ案に反対が 1人”
“もっと大きく、0.25%下げろが 3人”
ということで。「利下げ」意見は圧倒的だったらしい。
しかし報道の姿勢にも問題はあったな、あれじゃ誤解するわ。
それと、、、、。
これ、「決め方」も問題だよな。パラドックスが生じる余地がある。今回はギリギリ通ったけど。
思わず、この本を読み返してしまいました。

『「きめ方」の論理 社会的決定理論への招待』

佐伯胖 東大出版1980
あれ?ふと気づいたけど、この本、「ネット書店」の中では、「社会学(理論)」の書棚になってるね。
うーむ、社会学といえばそうだし、経済学っぽくもあるし、著者自身は認知心理学者だし。境界なところです。