第21回参議院議員選挙が公示されました。投票日は7/29(日)です。有権者の皆さん、投票しましょうねえ。
さてところで。まーくの居住する東京都選挙区でも20人(今数えたところ)が立候補、選挙公報・選挙ポスターにも様々な政見が書かれています。
ところがそれを読んでみると、なんともトンデモない政見や主張・公約も色々あって。
トンデモ本の流儀に倣って、今日はそれを楽しんでしまおう、という記事。
注:当blogは政治的な発言には深入りしません。決してイデオロギー・政策対立について論考するつもりはありません。
ここではその中で
3 心理編
マック赤坂.候補
なんでも「
日本スマイル党」という政党から出馬で、本人の笑い顔(数種類)が選挙ポスターにもなっている。
こらあ、日本人なのにマックとか名乗るな!って、あっ、俺も「まーく」か。そこは不問にして。
実はね。まーくは、この候補者の政策は極めて危険だと思っているんです。
今回の、
ドクター中松候補にしても、
須田喜久夫候補にしても、政見が見てて「トンデモなく面白い」ってだけのことで、決して「害はない」。
ところがこの日本スマイル党。掲げている政策は極めて危険です。
>いじめ、自殺、うつ病などで日本人の心は病んでいます。
心ある人なら、そう感じるのは当たり前でしょう。ところがそれへの対策として挙げられているのが、
>スマイルパワーにより美しい日本人を再生
>教育の再生 スマイル教育
なのです。「気の持ちよう」「ポジティブ・シンキング positive thinking」「笑う門には福来たる」
そりゃ人生観としてそういう態度も必要、上手くいくことも多いのは当然。
しかしねえ。国会議員(候補)としてそれだけを打ち出してはいけません。
例えば「うつ病にかかっている人」あるいは、「いじめられている子ども」。
そんな人が実は、いつも微笑みを絶やさない、笑っているような表情をとる、というのは専門的には知られたところ。
『うつ病をなおす』
野村総一郎 講談社新書 2004.11 などに詳しい。
本来なら悲嘆にくれたり、深刻に自分を見つめ直すことが是非必要なのに、「スマイルをしていれば良い」ということで自分を防衛し、、、でもかえって問題を隠して深刻化させてしまっている。
微笑みうつ病
と専門的に呼ばれる症状もある。
この赤坂.候補
日本スマイルセラピー協会会長
とまで名乗っている。まっ、医師でもないし、国家資格じゃないからね。
でもこれは極めて危険なことなので警鐘を鳴らしておきます。
一定以上のうつ状態に陥った人に、「笑いなさい」「スマイルを絶やさないように」などと指導すれば、うつを深刻化させかねない。
しかもそれを立法府で政策にしようとしている。トンデモを通り越して、
国会議員候補としては極めて危険と言わざるをえません。
なお、参院選トンデモ政見
1 フィットネス編
2 経済編
もあります。