TBS系朝のNewsショー[04.08.17]で、男子体操・団体で日本が28年ぶりに金メダルを取ったことを速報していました。その番組中で解説が。
全国民が小中学校の体育の授業で、
逆上がり(7/7)から始まって体操の基本を教えられる国は、主要国の中でも珍しい。普通の小学校に
高鉄棒(7/27)がある、なんていうのも恵まれているかも。つまり日本は裾野が広く、全人口から体操の才能のある子をリクルートしやすい体制が昔から整っている。
ここで
大車輪仮面(7/27)じゃなかった、森末慎二さんが日本の世界順位の変遷を解説。
だから日本は1960、70年代は金メダルを続けられたのが、社会主義諸国が国を挙げて人材の育成(ステート・アマ)に乗りだした。(ルーマニアのナディア・コマネチもそうだね)。それでも1980年代、「ソ連」が強い時には日本もメダルに手が届いた。
ここで社会主義諸国が崩壊。ところが、今まで「ソ連」1カ国として出場していた非常に層の厚い選手たちが「ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・カザフスタン…」と数カ国に分かれて出場。メダル争いにからむようになったので、90年代「日本」は順位を落としてしまった。
それが2000年代になって、旧ソ連・東欧諸国で社会主義時代に手厚く育てられた人材がいなくなったところで、日本が浮上した、とのことでした。