女子高生がダイエット目的で食事を抜く。
なんて聞かされると、オジちゃん・オバちゃんは
「何もそんな不健康にすることないじゃん。今でも充分、痩せてるよ!」
と、言いたくなります。
しか〜し、実際にその年代の女の子にとって、自分が太って見られるかは大問題。(オトコノコだったまーくだって、その年代のそういう意識は経験済み)
と、ついに出ました新連載。ダイエットする女子高生を真正面から取り上げたマンガ、
『純愛カロリー 燃焼系』 あゆかわ華(はな) .作。
『マーガレット』に[05.07.20]から連載開始。
主人公の寺嶋阿弥。中学時代、バリバリの陸上部だったのが高校で帰宅部に。でも食べる量は相変わらず、ケーキも大好き!入学以来5kgも太ってしまった。
こんなんじゃ憧れの藤宮章人クンの彼女になれないかも。
あわてて朝食を抜き、、、学校で貧血でぶっ倒れる。
驚いて駆け寄る藤宮クン。ところが、、
阿弥のことが重くて、抱え上げられない
「ダイエットしなくちゃ」という意思をさらに堅固に固める阿弥でありました。
っつう、べたべたな展開から開始されます。
ただねえ、やってる「ダイエット」がもう、いい加減で突っ込むところいっぱいなんだよねえ。
(注:ダイエット、とはそもそも「規定食」の意味だから、場合によっては、「太るためのダイエット」ということもありえる。「エアロビクスで痩せる」なら正しいけど、「エアロビクスでダイエット」ってのは、本来は間違った言い方。だけどまあ、そこまでの突っ込みはしないとしても。)
まず、お腹にラップを巻く。サウナ・スーツを着込む。それで走って汗をかけば、脂肪が排出される、と信じてがんばる(→でも挫折する)阿弥。
ところが実は、この作者も結構正しい情報はわかっているらしい。
突っ込み役で登場するのは阿弥の弟の「けいご」。
サウナ・スーツじゃ脂肪は燃えない、
運動そのもので消費されるカロリーはたかが知れてる、
でも、食事を抜くのはもっと太りやすくなる、
とウンチクを傾ける。
体脂肪1kgは7200kcalとまで説明する けいごクン、
信じられないことにまだ幼稚園児。大きくなったら(今すぐでもできそうだな、)
まーく のフィットネス情報を手伝ってね!
とりあえず、阿弥がこれからどういうダイエットを展開していくのか、要注目の作品でした。
もひとつだけ突っ込むと、
藤宮クン、56kgの彼女くらいお姫抱っこできるようにしとこうね。
(うっ、レディーの体重をバラしてしまった...。)