作家の三島由紀夫と言えば、自分の身体へのコンプレックスからボディビルディングを始め、自衛隊の訓練に体験入隊するに至ったのは有名な話。
(ちょっと、まーくも共感できるな)
『週刊ポスト』[07.02.02]に、作家の杉山隆男.氏がそのときの様子を、訓練の教官・あるいは同期の訓練生だった自衛官から、インタビューして書いています。
ところが、その題目は、
「兵士」になれなかった三島由紀夫
確かにボディビルのトレーニングで、上半身の筋肉は立派です。腹筋も割れている。
下半身だって、鍛えてないわけじゃない。
ところが、、、。やはり、下半身、特に持久力は、非常にお粗末。
自衛官(兵士)と言うのは、弾を撃つことよりなにより、とにかく「走る」ことが大事。
「攻める」にしろ「逃げる」にしろ、走れなくなったところで、文字通り、
生命が終わってしまう
だから自衛官の訓練、特に三島が最後に体験した「幹部レンジャー課程」の訓練などは
とにかく過酷に走らせる。起きても、食っても、寝る前にも、走らせる。
三島は当時、42歳で自衛官たちと比べても高齢。しかし、それを差し引いても、
ランニングには、まるでついていけなかった
らしい。本職の自衛官なら許されない低レベルで、
「走れ! 平岡!」
と叱咤されてもダメ。一人だけ短い距離で切り上げてもらうことも。(平岡 公威・ひらおか きみたけ、三島由紀夫の本名ね)
三島の身体、特に上半身のマッチョさと比べたときに、アンバランスは覆うべくもなかった、そうです。
うーん、まーくも確かに、筋トレだけじゃなくて、有酸素・持久トレも気を配らなきゃいけないんだよなあ。