2016/3/21  17:56

朝倉喬司  読書
雑誌など新刊本は、普通の書店で買う事が多いが、古本は、最近アマゾンで注文する事がどうやら主流になった。アマゾンの通販のアイコンで、先ず目的の本を選択。コンビニでアマゾンのギフト券を買う。カードに隠されている数字・アルファベット16字を打ち込み送信して完了。だいたい二日間で届く。一冊なら256円の送料が掛かる。5000円のギフト券で夫々が地方の古書店なら送料1000円を計算に入れて置くのが肝要。近代・現代史の古本では、筆者はもう十分に上得意である。インターネットの検索で著者を知ったのが朝倉喬司だった。既に『メガロポリス犯罪地図』は、所持していて昔、読んだが忘れていた。直近で購入したのが以下の本。

犯罪風土記 朝倉喬司 秀英書房◇続・犯罪風土記 朝倉喬司 秀英書房◇系譜図でわかる日本の一流企業100 別冊宝島◇組織と手口をあきらかにする!世界の諜報機関 別冊宝島◇パワーエリートたちの知らざれる実像 財務省の闇 別冊宝島◇警察組織のすべて 別冊宝島◇朝日新聞は日本に必要か 文藝春秋臨時増刊◇昭和史のかたち 保阪正康 岩波新書◇2014・08・28週間文春(朝日新聞追及1)

朝倉喬司なる作家は、寡聞にして知らなかったが、何と新左翼活動家にしてノンフィクション作家だった。昭和18年生、早稲田大学中退。1966年、無政府主義者系のベトナム反戦直接行動委員会の一員(というから名前だけで知る所謂「べ平連」とは違うらしい)として東京都田無市の日特金属工業・豊和工業を襲撃し、逮捕された。その企業はどうやらベトナム向けの兵器を作っていたらしい。思想は自由だが、法治国家なので暴力はいけない。以後は、週刊現代の記者・ルポライターとして活躍。著書は犯罪、日本の裏社会への探求が多かった。2010年、神奈川県愛甲郡愛川町の自宅で死亡、67歳没。

◇『メガロポリス犯罪地図』1986◇『毒婦伝』1999◇『涙の射殺魔・永山則夫と六〇年代』2003◇『ヤクザ・風俗・都市 日本近代の暗流』2003◇『立花隆の正体“知の巨人"伝説を斬る”』2003◇『都市伝説と犯罪・津山三十人殺しから秋葉原通り魔事件まで』2009 など多数。

『メガロポリス犯罪地図』は、昔「朝日ジャーナル」に連載されたものを纏めたらしい。昭和61年の発行。「共同幻想」「ノイズ」「常民」など新左翼運動出身のノンフィクション作家らしい言葉が並ぶ。共同幻想は思想家・吉本隆明が使いだした言葉。個人が国家・法律・企業に縛られている意味合いだろう。単に事実だけでなく朝倉喬司の文学的素養も観察眼も書き込まれていて巨大都市・東京の犯罪と人間を描いている。昭和の時代だが、今日のデジタル社会、振り込め詐欺なども十分に予測している。その死は少し早い。

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