2010/11/19  22:50

哀悼・星野哲郎  身辺世相
作詞家・星野哲郎氏が15日に亡くなった。今日はその葬儀だった。代表して弟子だった水前寺清子が弔辞を述べた。星野哲郎は最近の歌謡曲の作詞家では第一人者だった。昨年は「石本美由紀」、3年前には「阿久悠」が亡くなっている。いずれも類まれな才能だった。

星野哲郎と云えば「三百六十五歩のマーチ」や「風雪流れ旅」などが代表曲の作詞とされる。だが筆者は、代表曲は美空ひばりの「みだれ髪」だと思う。筆者は短歌を嗜むが実際、お慰みでちっとも進歩はない。ここでハタと思うのは、戦後歌謡の代表曲と言えるものは、ものの見事に「七五調」で詩が成り立っていることが判る。

歌謡曲の好きな筆者が絞りに絞った、戦後の三大歌謡曲は次の歌。

◆「長崎の鐘」 昭和24年 作詞・サトウハチロー 作曲・古関裕而
  歌・藤山一郎
◆「古城」 昭和34年 作詩・高橋掬太郎 作曲・細川潤一
  歌・三橋美智也
◆「みだれ髪」 昭和62年 作詞・星野哲郎 作曲・船村 徹
  歌・美空ひばり

◇みだれ髪
 髪のみだれに 手をやれば
 紅い蹴出が 風に舞う
 憎や 恋しや 塩屋の岬
 投げて届かぬ 想いの糸が
 胸にからんで 涙を絞る

◇古城
 松風騒ぐ 丘の上
 古城よ独り 何偲ぶ
 栄華の夢を 胸に追い
 ああ 仰げば侘し 天守閣

◇長崎の鐘
 こよなく晴れた 青空を
 悲しと思う せつなさよ
 うねりの波の 人の世に
 はかなく生きる 野の花よ
 なぐさめ はげまし 長崎の
 ああ 長崎の鐘が鳴る

作詞者・作曲者・歌手いずれも昭和を代表する。進歩のない筆者の歌の声調にだけでも見習いたい。

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