2011/6/23  14:29

松岡洋右  昭和史
20日にアマゾンで注文した本がもう届いた。
発売時760円の文庫だが、古本で500円、送料250円。

松岡洋右は、日米戦争の原因となった「日独伊三国同盟」の推進者。
実妹の娘、姪が佐藤寛子、亭主は佐藤栄作、その兄は岸信介。昭和16年08月、極端な主義・主張に強引に外務大臣を外された。昭和天皇は「松岡はヒトラーに買収されたかのようだ」とも言った。
松岡洋右に関するノンフィクションは、多数所持するが、小説も読んでみたいと思った次第。

本日、5日分くらいの文字打ち込みの仕事が到着。このブログ、「花菜ガーデンブログ」しばらくお休みします。


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2011/6/22  14:18

清廉潔白の総理大臣  昭和史
昔々、もう70年も前の話ですが、能吏と誰もが評価する「大日本帝国陸軍軍人」がいました。この軍人が兄とも慕う永田鉄山陸軍少将は、日本陸軍が生んだ最高の逸材で秀才で誰もが認める日本軍人のエリート中のエリートで、将来を託されました。ですが日本の近代史は暗殺・テロの繰り返しです。昭和04年には浜口雄幸(はまぐちおさち)首相、昭和07年には犬養毅(いぬかいつよし)首相が暗殺され、昭和11年には、あの二・二六事件が起こり、高橋是清・齋藤實(さいとうまこと)元総理が暗殺されました。永田鉄山は期待されながら、前年の昭和10年、白昼、執務室で惨殺されました。51歳でした。世に云う「相沢三郎事件」です。近代日本の不幸はここから始まりました。この軍人が生きて居れば「日米戦争」など無かったとも云われています。その永田の子分の軍人が能吏ゆえに陸軍内に地歩を固めていくことになりました。

この軍人は、明治時代末期、陸軍大学に三度も受験に失敗しました。そこで夫婦で作戦変更、出そうな問題は一年間かかって全て丸暗記しました。大正元年めでたく合格、卒業時は05番以内の「恩賜の軍刀組」といわれる優秀さには、程遠い下位の成績でした。司馬遼太郎は、戦後「村役場の受付で仕事をテキパキとこなす職員、およそ町内のことは犬・猫さえも知悉する町内会の会長さんのような人」と評しました。およそ陸軍内のことは、その日のことは人事・機構・出来事を必ずメモしました。週末にはそれを項目別にメモし直しました。論理明快・数字も確か陸軍では順調に出世しました。

その軍人は今の価値で数十億円の陸軍機密費を私することなく、愛人を囲うわけでなく軍人の鑑で清廉潔白でした。陸軍中野学校の創始者で陸軍省軍務局の岩畔豪雄(いわくろひでお)は、赤坂通いが派手で自分の周囲から遠ざけました。自分の家の女中さんの手を握っただけで、自分の甥を殴りつけました。世田谷区用賀の粗末な木造家屋に子供七人の円満な家庭を築いていました。戦後アメリカの「戦略爆撃団調査チーム」は、そのあまりの質素な生活を容易に信じませんでした。

帝国陸軍に関しては生き字引のような存在でしたが、海軍のこと、世界情勢、捕虜扱いの「ハーグ条約」、中国に関する「九カ国条約」、大正時代末期の「ワシントン条約」、昭和初期の「ロンドン条約」など外交は、殆ど何も知りませんでした。昭和16年まで、毎年総理大臣が交代、15代、12人、臨時代理総理03人が交代しました。

昭和16年、お公家様の「近衛文麿総理」が辞任、明治維新立役者の桂小五郎(木戸孝允)の孫で当時の内大臣木戸幸一は昭和天皇がお気に入り(実はうそ)の陸軍中将を総理大臣に推薦、大命降下されました。謹厳実直・日日是努力で総理大臣の地位に上り詰めました。この昭和前半の「大日本帝国陸軍軍人」の鑑のような人物は生涯、一つの誤りを犯しました。昭和天皇の「英米との戦争には反対の意向」を護れなかったのです。陸軍・海軍の中枢部、朝日・毎日新聞などメディアの催促、世論の昂揚を交わしきれませんでした。「日米開戦GO」を決定してしまったのです。昭和16年12月08日の前夜、天皇の意向を守れなかったその軍人総理は世田谷区用賀の自宅で、夜中に皇居の方向に頭を下げ、さめざめと泣きました。天皇に申し訳ない、と。

その軍人総理の名は「東條英機」と言いました。詰らないエピソードですが、メディアは「英機撃墜せむ」という言葉は避けました。東條英機は中国戦線での20万人の戦死者・英霊に申しわけないと中国大陸からの撤兵を終始拒みました。組織の論理で拒めなかったのです。お陰さまで終戦時には筆者の父親を含めて一桁多い310万人の戦死者を出しましたとさ……。

オオキンケイギク・特攻花

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2011/6/18  21:20

総理大臣になってしまった人  政治
前日は、政治家なら誰でも一度は成りたい総理大臣を固辞した政治家二人を記述した。今日は、筆者が知る限り、とてもその器ではないのにその時の政治事情で「総理大臣の椅子」が転げこんできた政治家06人をあげる。因みに初代・伊藤博文より数えて今は、61人・94代目である。

日本国内閣総理大臣
70代 鈴木善幸 昭和55年07月17日 69歳
75代 宇野宗佑 平成01年06月03日 66歳
79代 細川護熙 平成05年08月30日 55歳
81代 村山富市 平成06年06月30日 70歳
85・86代 森喜朗 平成12年04月05日 62歳
94代 菅直人 平成22年06月08日 63歳

鈴木善幸・森喜朗は、69代・70代の大平正芳、84代・小渕恵三の現職の総理大臣死去によるもので、いわゆる「棚からボタモチ」で実力で総理大臣になったわけではない。村山富市は自民党の政権復帰の画策で、これも「棚からボタモチ」である。本来なら自民党総裁河野洋平だった。現在の菅直人は、鳩山由紀夫・小沢一郎の金脈問題で、これも実力のうちではない。したがって以上の4人は、総理大臣の器ではなく、言ってみれば何の実績も残してはいない。宇野宗佑はリクルート事件のあと当時の自民党実力者、小沢一郎の固辞によるもの。細川護熙は自民党政権の崩壊で、8党連立政権の「落し子」だった。この二人は、もうとっくに総理大臣になっていた筈の小沢一郎のいわば剛腕によるものだった。

筆者の母親(平成06年12月死)に宇野宗佑と細川護熙とどちらの総理がいいか、訊いたことがある。母は「宇野宗佑は顔がイヤラシイ」との「御託宣」である。細川護熙には「品がある」との由。この指摘はある意味正しい。宇野宗佑と云えばいわゆる「指三本」で30万円を支払い神楽坂の芸者と一夜を共にしたらしい。「指三本」が独り歩きし、自民党はこの年の参議院選挙で大敗する。社会党委員長・土井たか子は「山が動いた」と言ったが、少しも山は動かなかった。宇野宗佑総理は責任を執り辞任。僅か02ヶ月の在任だった。天の邪鬼の筆者は、これは芸者の方の品位を疑う。芸者は芸を売る商売で「体を売る」のは表向き邪道である。そんなことをマスコミに漏らす方がおかしいのではないか。洩らされた方もどうかと思う。

細川護熙(もりひろ)は、衆議院議員当選第一回でしかもたった03週間で総理大臣に就任。だが08カ月の在任だった。貴公子然とした風貌に終始70パーセントの内閣支持率があった。父親は「関ヶ原の戦い」のときの細川忠興を祖先とする熊本藩末裔の細川護貞、母親は父親が秘書をしていた近衛文麿の次女温子(よしこ)、母親は20代で病気で他界。つまり近衛文麿の孫になる。弟の忠輝(「火」篇に「軍」が正しいが、文字化けのため)は、近衛家の養子となる。妻は三笠宮やす子。近衛文麿の長男・文隆は、ミュージカル「異国の丘」のモデルだと云う。昭和31年、シベリア抑留から帰国の直前病死、暗殺とも云われる。次男・通隆は大正11年(1922)生まれで健在。

総理辞任後の週刊誌か月刊誌の記事か、記憶は定かでないが細川護熙は若い頃、10歳も年上のクラブホステスを妊娠させ、細川家の御家来衆が奔走、これをもみ消したと云う。ならば支持率が70%だったにせよ宇野宗佑よりもこと女性に関してはだらしがないことになる。総理大臣も人間個人も「見た目」ではないと思う次第。細川護熙は今は無為徒食。だが殿様は生活が楽…。

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2011/6/17  23:31

総理大臣を辞退した人  政治
「東北大震災」が三カ月経過しても東北は「ガレキの山」の除去さえまだ15パーセントで一向に解決しない。強力な指揮を執らねばならぬ菅直人総理大臣自身が「ガレキ」と呼ばれる所以。総理大臣をいかにも止める素振りで実は、権力にしがみつく菅直人には、もう新聞も書く材料が無くなったようだ。ひとこと総理大臣に味方すれば、この一年間、何も実績がないので後世には評価されないこと。有力な後継者の小沢一郎が検察審査会であるにせよ、起訴されているからである。しかしこれが無罪になったらマスコミはどう報道するのか。現財務大臣・野田佳彦、前前財務大臣・与謝野馨は、財務省の回し物で増税路線一直線である。

筆者は湘南の政治評論家を自認するが、戦後、請われても総理大臣を断った政治家を二人知っている。伊東正義・小沢一郎である。

伊東正義は、福島県出身の自民党代議士、平成06年に80歳で亡くなっている。生前は、外務大臣・内閣総理大臣臨時代理・内閣官房長官を歴任。68代内閣総理大臣・大平正芳は戦前からの無二の親友だった。名前が同じ発音のマサヨシだったからだけではないだろう。昭和55年、衆議院議員選挙のとき、大平が急逝した後に伊東が、内閣総理大臣臨時代理に就任する。サミットには外務大臣・大来佐武郎が出席。後継総理の最有力だったが固辞。同じ宏池会の幹部で総務会長だった鈴木善幸が「棚からボタモチ」となる。伊東は、平成元年の「リクルート事件」による竹下登首相退陣後、後継総裁に推される。伊東以外の総裁候補の多くがリクルート事件に関与していた。ここでも伊東は総理大臣を固辞。本人は健康問題を言ったが、権力などは無頓着だったのだろう。大物政治家ではありながら金権政治とは一切無縁だった。伊東の自宅はバブルの頃でさえ雨漏りするほど生活は質素だったらしい。

小沢一郎は、昭和17年生まれ、現在69歳。今は強制起訴されて裁判闘争中である。二世代議士で父は吉田茂の子分、小沢佐重喜。自民党・田中派に所属。早世した田中角栄の長男と同年齢だったので可愛がられた。昭和58年の京都府第二区(中選挙区)の2人欠員による衆院補選で、執行部の1人擁立の意見を強引に押し切り、谷垣禎一と野中広務の2人を擁立し、絶妙な票割で両者とも当選させた。このことが党内各派の有力者に評価され「選挙の小沢」と呼ばれるきっかけとなる。「第一次海部俊樹内閣」では金丸の推薦により47歳の若さで党幹事長に就任。リクルート事件後の総選挙で苦戦が予想されたが第39回衆院選に経団連傘下の企業から選挙資金300億円を集めて勝利。首相である海部をしのぐ実力者となる。平成03年、首相の海部が解散総選挙を主張したが、党内の反発を招き、海部は首相辞任に追い込まれる。金丸信は後継総理に小沢一郎を命じ、同じ当選回数の渡部恒三も小沢を説得したが、当時49歳の年齢と心臓病を理由にこれを固辞した。

画像はツツジ展。

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2011/6/14  22:38

霞が関官僚内閣制03  政治
文藝春秋・平成23年新年号に、経済産業省(前公務員改革事務局審議官)古賀茂明氏の覚悟の手記が掲載されていることをブログで昨年末に書いた。主題は「誰が公務員改革を潰したのか」だった。それがもっと詳しく単行本になった。いわゆるハードカバーで最も読みやすい四六判(A5より小さくB6より大きい)である。うっかりしていて初版本は気付かず二刷目だった。今朝の新聞の広告でももうすでに10万部を超えたらしい。

ページは違うが、同じ産経新聞の本日の朝刊でインタビューを受けている。霞が関官僚の守旧の実態、これに屈した民主党政権の至らなさをこれだけ実名入りで本にしたらタダでは済まない。昨年10月参院予算委員会で自民党議員の質問の参考人として正論を述べた。つまりは「天下りの骨抜きの実態」を、改革派官僚の古賀氏自身が「骨抜き」と言ったのだからたまらない。「公務員制度改革推進本部事務局審議官」だった立場を正確に述べたのである。

答弁に立った仙谷由人官房長官曰く「彼の(古賀氏)の将来に傷が付く」という恫喝の答弁だった。旧社会党の代議士の仙谷由人はどうも完全に官僚に取り込まれてしまったのを、古賀氏が指摘したのだから、これはもう霞が関に居場所はない。今は経産省大臣官房付という仕事が全くない「窓際」に追いやられた。古賀氏の主張は次の通り。

◆事務次官級ポストの廃止
◆幹部職員の身分保障の廃止
◆一般職員給与を50歳以上は低減する・役職定年制を導入する
◆公務員リストラ法の制定
◆天下りあっせんに刑事罰、独立法人・政策金融機関への天下り制限、現役官僚の出向を制限
◆ヤミ協定、ヤミ専従に関する改革・労使交渉の公開
◆人事に関して内閣官房に集中(今の人事は各省官房長が離さない)

これでは、甘い汁を吸い続けている各省庁の高級官僚には、既得権・裁量権の破壊以外なにものでもない。毎日、経産省に出勤しても同僚は目を逸らしているらしい。若手がそっと「頑張って下さい」と耳打ちするそうである。東大法学部出のエリートにも真実を言う人物がいるだけで嬉しくなる。この官僚も昭和30年生まれだから56歳、どこかの有名大学の教授にでも転進した方がいい。民主党政権でも自民党政権でも働く場所はない。

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2011/6/12  20:40

霞が関官僚内閣制02  政治
「東北復興構想会議」の議長は、五百旗頭真(いおきべ・まこと)氏である。この学者は今は防衛大学校長で専門は「政治外交史」、昭和18年生まれ、京都大学・ハーバート大学を卒業。京都大学では猪木正道・高坂正堯を師と仰ぐ。『日米戦争と戦後日本』(講談社学術文庫)という好著がある。

「東北復興構想会議」は、震災後三カ月も経つのに有効な提言が出来ないでいる。それが筆者が何度も云う通り「縦割り行政」だからである。つまりは強力なリーダーシップを発揮できない内閣を国民が甘受しているからである。しかしまた元の自民党政権になっても大して変わらないとも言える。

明日の朝刊は休み、インターネットのニュースでは会議の難航が報道されている。≪土地利用に絡む私権制限や漁業権の扱いなど、各省庁の権限や既得権益に踏み込む分野についての調整は難航。高台移転など新たな「まちづくり」の具体的プランは明示されなかった。復興増税や第二次補正予算案の検討は、次期政権へ引き継がれる見通しで、退陣間近とみられる菅直人首相のもとでどこまで実効性のある復興ビジョンがまとめられるか、疑問視する声も上がる≫。各省庁とは、国土交通省・農林水産省・地方自治体などであろう。

筆者が不思議に思うのは「復興財源」である。「東北復興のグランドデザイン」を提言するのが、復興構想会議に課せられた筈なのに、何故先に財源を持ち出すのか。有力な財源は、消費税・所得税・法人税の「基幹3税」の増税だという。政治に全くの素人でもこんな不景気と大震災による経済停滞に増税とはおかしいのではないか。

肺炎を起こしている人を水風呂に入れるようなもの、という批判もムベなるかなである。青写真を描く筈の「復興会議議長」その人が、増税を口にするのがそもそも越権行為も甚だしい。日本には対外債権(貸金)が260兆円、国債償還調整金が10兆円、国家財産が600兆円もあると云う。これを何故、活用できないのか。財務省・日銀は、自分たちの裁量権・既得権を侵すものには、完璧に抵抗する。国家・国民は不在である。国家が喪失しても「霞が関官庁」だけは残ると云われる所以である。

財務省の言いなりの野田佳彦財務相、与謝野馨財政政策担当大臣、菅直人総理、先ずこの三人にお引き取り願うのが先決である。

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2011/6/8  22:40

霞が関官僚内閣制  政治
筆者は勉強不足でイマイチ「放射能被曝線量」というのが解らない。素人が判らなくても、国は福島県を基準にして確かな指針を出すべきだろう。なにしろ福島原子力第一発電所の炉心溶融からもうすぐ三カ月が経つ。国民には「クリーンだが無能な政治家」を、総理大臣に頂いておれば、こうなる典型が今の政治情勢…。

その放射線量だが、これが一定していない。一定のメドとか、一定の仕事とか、一定の役割などと云う割に、もう国民は今の政府に飽き飽きしている。こんな国家の重大事にまるで「火事場泥棒」のように「年金財政一体改革」などと云って、先ずは「消費税ありき」なのだから「霞が関官僚内閣制」にメディアも何故、ここを厳しく追及しないのか。

放射線量の値は、各省庁に跨って、正に一定しない。

◇農林水産省 野菜・魚・米
◇厚生労働省 肉・牛乳・加工食品
◇文部科学省 学校給食


これらを統括するのが内閣府の「消費者庁」で「食品安全委員会」があるらしい。だがこの消費者庁で働く職員は、各省の出向職員であって、出身省庁の悪口など言うわけがない。いずれ元の省庁に帰るからである。国民に統一した被曝線量など出せるわけがない。各自治体は自分たちで決めるしかない。だから「逃げろ」と言うしかない政府を信用しないのである。

03月11日、大津波で財産をすべて失って「着の身着のまま」の人には大変な苦難に襲われたらしい。すなわち、

◇漁港は、農林水産省
◇国道は、国土交通省
◇県道は、地方自治体
◇運転免許証は、警察庁・自治省
◇パスポートは、外務省


で、当初は「車一台」買うにも全く動きようが無く、中国人労働者を本国へ帰すにも国会議員が各自奮闘したらしい。

筆者が言いたいのは、日本には有事の際はどうするのか、発想そのものが封じられているからである。軍事が絡めば一層、その割合は増す。日本国憲法には「戦争の無い平和」は、記録されているが、自然災害の項目は皆無である。今も昔も日本は、稲作農耕民族なので、想像を超える自然災害・原子力・軍事力は「黙ってやり過ごす」しかない。怖いのは「地震・雷・火事・オヤジ(台風のこと)」であって、それ以上のことは思考力が停止する。国民も政治家も官僚も同じだと思う。自分のセクションのことを優先的に考える具合になっているらしい。辛うじて「我田引水」がいけないことと歯止めになっている。

画像は、HP「梵天」さんより、福島第一原発三号炉。

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2011/6/7  15:56

内閣不信任案02  政治
06月02日に「菅直人内閣」不信任決議案が、衆議院で採決が行われ、決議案は否決された。前日までは可決の可能性もあった。小沢一郎・鳩山由紀夫グループも不信任に賛成する気配濃厚だった。それがならなかったのは政争に発展するのを誰もが疑問視したからだろう。

新聞・TVの報道も「大阪地検」のようにシナリオがあると云っては失礼かもしれないが、かなり報道の基本方針があるらしく、政治の世界は「東北復興」も「福島原発」も解決しないのに何をやっているのか! といった按配。だが筆者には、これはあまりに皮相的で的外れだと思う。それは菅直人政権のリーダーシップの欠如に他ならない。震災後3カ月も経って「炉心溶融」の放射能漏れが救い難いところまで解って来たからである。放射能飛散が「福島原発」から同心円状態に「ただ逃げろ」では、住民は、はっきり云って殆ど何も解らない。筆者のように前期高齢者なら少々内部被曝しても構わないが、子供や乳幼児には甚だ深刻である。これに明確な基準を示すことが出来ないのがいちばんの問題である。なお被曝と被爆では意味が違う。

家族4人を犠牲にした陸前高田市の衆議院議員民主党・黄川田徹・小沢一郎、岩手県知事・達増拓也、福島県知事・佐藤雄平(叔父が渡部恒三)などは、危機感を強めたに違いない。スピーディに事が運ばないのは「霞が関官僚内閣制」だからである。陰に隠れて見えない本当の権力者を使いこなせない菅政権を早く終わらせることに阿吽の呼吸もあっただろう。菅政権を終わらせようと自民党に「不信任決議案」を催促したのは小沢一郎だという。

筆者は昭和42年・第31回総選挙以来15回、昭和・平成の何年、選挙区、投票した政治家の全てを諳んじている。およそ選挙という選挙は棄権したことは一度もない。それは義務でなく権利だからである。昭和58年、まだ中選挙区制度の頃、京都2区選挙区では定数4人、一人欠如だと補選はないが、池田勇人創設の宏池会代表だった前尾繁三郎、同じく自民党/・谷垣専一が死去。補選が行われた。京都中選挙区では日本共産党が強い。自民党は一人の候補予定だったが、後の自民党幹事長・野中弘務とともに谷垣専一の子息の谷垣禎一(今の自民党総裁)の両候補を擁立。絶妙な票割りで二人を見事に当選させたのは当時の自民党総務局長だった小沢一郎

表面では≪小沢排除≫などと云っても民主党も自民党も、この政治家抜きで事を運ぶことはできない。まだまだ波乱含みである。

明日は「食品安全委員会」に触れる。政治家がすぐに左右できない仕組みになっている。東北復興が遅々としているのは各省庁の縦割り行政がいちばんの原因である。

画像はヤフー「福島原発画像」より。


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2011/6/5  19:33

更新97  パソコン
自分のホームページは「頁更新」のごとに数えて97回目になった。カウントを確かに記録し始めたのが20回目、平成17年05月で、退職後一年目だった。

昨年「花菜ガーデン」というフラワーパークが出来て以来、どうしても出かけてしまう。花の撮影だったら専ら鎌倉の「花の寺」だった。だが歩いて行けて「季節の花」が盛りだくさん、芝生の上OK、花畑の中OK、三脚OK、訪問者にはよく見える歩道もある。産直売り場・展示場・グッズ売り場・植物専門図書館・レストラン・会議室まで完備。

05月22日、文字入力の仕事の前にと出かけたら「うっかりミス」で日曜日だった。今まで28回、ウィークディしか行ったことはない。駐車場は数十台駐車可能だが、日曜日なのでほぼ満杯だった。「花菜ガーデン」のHPを今日見たら何と「つつじ展」が今日までだった。慌てて30回目の訪問、春の薔薇の撮影もまだ全部ではない。

先月、紅の薔薇を撮影していたら女性の下半身が映った。意図的に写すと警察行きとなる。今回は04月の「エビネ」の縦型、春の薔薇05月分である。そろそろ百合も咲き出した。花を見ていると愚かな政治情勢を忘れる。

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2011/6/4  22:03

延命と延命寺  政治
06月02日に「菅直人内閣」不信任決議案の採決が行われ、決議案は可決され、民主党が割れて新党が結成されると、筆者は思っていた。寄り合い所帯の民主党では、その方がいいと思っていた。だが自分の政治資金で結成した鳩山由紀夫前首相には、やはり未練があったと思う。それが02日、午前中の総理大臣、前総理大臣の話し合いである。そこで鳩山氏は引導を渡したつもりだったらしい。それがそうでは無かったのは報道の通り。

新聞・TVの報道は、避難所のインタビューなどを多用、「東北復興」も「福島原発」も解決しないのに権力争いは「ケシカラン」といった按配。だがしかしそれはおかしい。少々的外れだと思うのは筆者だけか。菅政権のリーダーシップの欠如は救い難いと思うのは誰しも同じ。だがスピーディに事が運ばないのは「霞が関官僚内閣制」だからである。陰に隠れて見えない本当の権力者になぜ想像が及ばないのか。それを如実に著わしたのが同じ日に出された「社会保障制度改革案」、何と04年後には消費税が10%だと云う。権力争いのドサクサに「財務省」は、増税を提案した。それと引き換えが国家公務員の給与10%削減だと云う。これも中味は「骨抜き」である。

今回の鳩山由紀夫氏の言うことは御尤もである。「菅首相では、この国難は乗り切れない。他人の言うことを聞かず、イエスマンしか近くに置かない。意見した人間には怒鳴り散らして、徹底的に排除する。自分で責任は取らず、他人に押し付ける。この1年で、官僚は面従腹背になった。信頼関係が欠如している。震災・原発事故への対応が遅れているが、菅首相に大きな原因がある」

「原発事故から2カ月以上たってメルトダウンを認め、SPEEDI(スピーディ)による放射性物質の拡散シミュレーション結果も隠していた。菅首相や枝野幸男官房長官は『安全だ』と言い続けてきたが、国民の生命や健康より、政権延命を優先したとすれば許されない。この国難に野党との協力関係も築けない。被災者のためにも辞めてもらうしかない」

鳩山氏に味方しなくてもこれは明らかな「退陣詐欺」だと思う。代議士会で菅直人氏が「また≪四国霊場巡り≫も続けたい」と言ったので、直ぐさまネットで「菅直人四国霊場」と検索したら53番目で中断していると判明した。何と54番目は「延命寺」だった。毎月母親から1500万円もの援助がある鳩山氏には「四国霊場巡り」など無縁。周囲の代議士も「延命寺」は解らなかったに違いない。こんなペテン師の総理大臣にはあの「空海」もさぞ迷惑に違いない。

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