2012/1/10  22:39

天下り末端  身辺世相
新年早々、“天の邪鬼の角”がギンギンに飛び出す情景に御目にかかった。筆者は月一回、江東区豊洲に出掛ける。所属短歌会の月例会である。筆者は12時前に家を出ても2時間強かかり到着は14時過ぎ。短歌会の先輩MK氏は、筆者より一歳上に過ぎないが、また詳しい経緯は知らないが、歩行困難者で杖をついている。車の運転は十分可能で、会場付近に駐車する。歩行困難者だから「東京都公安委員会」から「歩行困難者・使用中」許可証が出ている。ところが緑の服を着用した男女の二人が「駐車違反」のレッテルを貼ろうとしている。そこは車道から凹の字に車止めがある場所だった。筆者は先輩を呼んで戻ると、もう≪駐車違反≫の張り紙が貼られていた。

「歩行困難者」であり、車の移動に運転者を呼んだのだから、普通、警察の対応では“駐車違反”とはならないケースである。以前、先輩の車の駐車は、白バイやパトカーでも取り締まらないことを見て知っているので、それを訴えたのだが、我々は警察では無いので交通指導は関係なく、それは深川警察の管轄である、と取り合わない。あくまでここは「信号の一部だから駐車違反は揺るがない」の一点張り。後は水掛け論に終始した。帰宅後にインターネットで調べたら、かなり問題のある機関だった。彼らは、放置車両の確認を行う“駐車監視員”であるそうな。以下はウィキペディアの要約である。

≪駐車監視員とは、放置車両確認事務の業務を委託された、民間法人の従業員。警察署長から放置車両確認事務を受託した法人を「放置車両確認機関」と言い、放置車両確認機関に従事する役員・駐車監視員は「みなし公務員」として扱われ、車両所有者・運転者の反抗から保護される権利を持つ。具体的には、駐車監視員へ暴行や脅迫をはかった場合、公務執行妨害罪が成立し、金品の授受により贈収賄罪が成立する。だが修了考査も含めわずか三日間の講習により資格が取得できるため、駐車監視員の知識不足、モラル低下による問題が各地で発生している。実質的なノルマの達成のために、訪問介護に携わる車両にまで「放置駐車確認標章」の貼り付けを行うなど、常軌を逸していると考えられる行動も指摘されている。このような事実の背景には、駐車監視員制度は“警備会社の重要な収入源”となっているという問題がある。警察とそのOBの天下り先である警備会社と、コインパーキング経営会社、この三者の蜜月関係を増長する放置車両確認事務の民間委託は問題が大き過ぎ、すでに北海道小樽市のように、民間委託を取りやめた自治体もみられる。≫

つまりは≪放置車両の確認及び確認標章の取付けを行い、警察署長に放置車両の状況を報告するだけで違反者に対しての交通反則切符の作成・交付等は、従来と同じく警察官が行うのだと云う。だが従来のような、時間的余裕は置かずに確認作業を行い、放置駐車違反と現認すれば直ちに車番撮影・確認標章の取付けを行うらしい。原則的に駐車監視員には違反確認台数のノルマはないが、各自治体が違反金で得た収益で契約をしているため、事実上のノルマが存在する≫と解ってびっくりした。

先輩は「東京都公安委員会」から許可されていながら、その公安委員会認定の駐車監視員に摘発されたことになる。彼らは、実質自分達の収入になるのだから、一歩も後を引かないわけである。それでは「歩行困難者」は、どこに駐車が許されるのか、と問うたら“道路沿いの「駐車禁止」の標識のあるところならいい”とのたまわられた。これを世間では、通常、本末転倒と云うに違いない。いくら不景気だからと云って、こんな“ハゲタカ”のような仕事をしてよく恥ずかしくないかとも思う。中年のもう一人の女性監視員は「我々は警察では無いからと交通指導はしない、後はあくまで深川警察の問題だ、駐車違反かどうかを判定するだけ」の繰り返し。筆者は、同じことを三回も聞いた。

もしかしたら彼ら自身が元警察関係の天下りなのかも知れない。新年早々、霞が関の「天下り」でなく、行政末端の天下りに遭遇してしまった。これでは昔の“特別高等警察”同様おとなしく「見て見ぬふり」なのかも知れない。東京は怖いところである。筆者は都内を車走行することは無いが…。先輩は、温厚な紳士だから「仕方がない」の一点張りだが、筆者は腐るほど時間がある。筆者なら「行政訴訟」or「簡易裁判」の訴えを起こす。

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