2013/11/21  19:18

若山牧水  日本史
このHPの「短歌の部屋」では「好きな歌」の歌人として6人目に若山牧水を取り上げた。
この歌人は40歳代で亡くなったが、天才的な歌人だ。尾上紫舟に師事し、北原白秋は友人。前田夕暮石川啄木も友人、啄木の最期を看取っている。牧水の歌には山、海、旅、ふるさとの山が多い。遠くを見る心情はより強く、ふるさとの歌は、石川啄木と共通するものがある。

 日本の各地方にその歌碑が多い。

◇白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
◇幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ國ぞ今日も旅ゆく
◇けふもまたこころの鉦をうち鳴しうち鳴しつつあくがれて行く
◇ふるさとの尾鈴のやまのかなしさよ秋もかすみのたなびきて居り
◇白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり
◇多摩川の砂にたんぽぽ咲くころはわれにもおもふひとのあれかし
◇吾木香すすきかるかや秋くさのさびしききはみ君におくらむ
この歌も「名歌」だが歌碑はあるのか。

◇虎杖(いたどり)のわかきをひと夜鹽(しお)に漬けてあくる朝食ふ熱き飯にそへ
は生活がにじみ出ている。HPでは塩の正字“鹽”が出なかった。

短歌の世界は、正岡子規以来の師匠・弟子のラインがある。正岡子規→伊藤左千夫→斎藤茂吉・土屋文明。牧水を中心にすると白秋・夕暮となる。与謝野鉄幹・晶子夫妻は啄木、佐々木信綱とも関連する。明治時代の短歌の先駆者に共通するのは「浪漫主義」「自然・写実」。とにかく牧水の歌は岩波短歌文庫では収まり切れない。精査して「海・山」の歌を選択したい。

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