2014/2/1  17:59

ザ・タイガース03 岸部一徳  映画TV
昭和40年代、流行したグループサウンズの面々で、今も芸能界最前線で活躍している人物は少ない。コメディアンの性格がある堺正章、歌謡コンサート指揮者の三原綱木、作曲家としての加瀬邦彦ぐらい。

俳優として大化けしたのが、ザ・タイガースの岸部一徳(本名修三)。昭和22年早生まれで、まさに“団塊の世代”。昭和46年、ザ・タイガース解散後、昭和50年ごろ俳優に転身。本人の努力も無論だが、才能があったというべきだろう、ミュージシャンが一転して俳優として成功する。

平成02年(1990)の松坂慶子と共演の『死の棘』では、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞している。この映画は幸か不幸か?まだ見ていない。だが、あまたの出演で存在感を発揮している。残忍な凶暴犯人、白塗りの気味悪い役どころ、コミカルな狂言回し、時代劇も最近は多い。筆者の記憶にあるのは、藤沢周平時代劇『必死剣鳥刺し』、主人公を最後には裏切る冷徹であこぎな藩の中老役だった。映画、TVドラマの脇を固める、なくてはならない存在が多い。だからか日本アカデミー賞の「助演男優賞」も4回?くらい受賞しているらしい。最近ではTV朝日系列の「ドクターX」、医師紹介所のブローカーの役、とても現実には有り得ない存在だが、これも岸部ならではの演技。

最も存在感を示していたのが水谷豊主演の『相棒』。警察庁官房室長、通称「官房長」の演技だった。実際に警察庁にこんな役職があるのかどうかは知らない。だが“ノッポのサリー”から命名された長身の岸部の演技はさもありなん、と思わせる霞ヶ関官庁街のイヤラシイ高級警察官僚。演出・演技どちらにしても筆者の最も嫌う国家公務員上級職の官僚を彷彿とさせている。ただ映画でキャリアでない官僚に刺殺されている。CM出演も多数。

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