2014/9/4  20:55

二人の吉田  身辺世相
ここの処二人の吉田が、朝日新聞によって注目された。朝日新聞が意図的に捏造した慰安婦問題は、所謂「吉田証言」が発端。でっち上げの詐欺的著書を吉田清治が著わした。片や吉田昌郎は、福島第一原発の現場責任者。

朝日新聞のこれまでの報道では吉田清治は、慰安婦問題の拠り所で昭和史の発言者でヒーロー、後者の吉田は、福島第一原発の所長で現場の作業員に“撤退”と命令したとの報道で、世界では吉田昌郎は日本の無責任と捉えられた。ところが事実は逆だった。日本の高級紙とされる朝日新聞が報道すると、それがそのまま世界の評価となる。怖い話で「困った」では済まされない。

吉田清治は著書で「強制連行の慰安婦狩」(1983年)を創作した。反体制の文章なら許される時代でもあった。だが信憑性はなく打ち消され、朝日新聞も30年ぶり漸くそれを認めた。韓国はこれを認めず終始している。

吉田昌郎はむしろ福島原発事故を「あの程度」の被害に食い止めたヒーローなのが現実。もうすぐ吉田調書は国会に報告されるらしく真相が明らかになる。この事故で、ヘリコプターで乗り込んだ菅直人総理大臣を「あのおっさんが邪魔をした!」と侮蔑している。吉田昌郎は自分の信念で東電本社を無視、海水を注入して壊滅を防いだ。第二原発へ「退避」を撤退と独断報道して世界の顰蹙を買い、日本貶めた罪は重い。第一原発の所員650人は、現場を離脱したのではなく、あくまで放射線量の高いところから“退避”したに過ぎない。

朝日新聞は、自分たちの主義主張を強調すれば、それに沿った都合のいい言葉を摘まみだして敷衍するいつもの手法。憲法改正も集団的自衛権も反対なのはこの手法。客観的にみても前者の吉田は魯鈍な詐欺作家、後者の吉田は責任感旺盛な真の技術者。その差は天地の開きがあり、較ぶべくもない。それが言論の自由を謳歌して高級紙を自認すると、小学生でも解る間違いを犯す。だから事実を捻じ曲げても自浄作用はない。二人の吉田が謀らずも一つの新聞の報道姿勢を炙り出した。

クリックすると元のサイズで表示します
3


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ