2015/8/27  23:37

昭和史事典  昭和史
この1・2箇月、通販 and 神田神保町で入手した本は“ざっと読み”だが全て目を通している。興味ある項目がある本は再読、三読する。筆者の住むところから程近いところにあるのが伊勢原書店、東名高速道を潜り、小田急線を越えたところにある。そこで購入したのが以下の本。「みんなで学ぼう・日本の軍閥」、「十二月八日と八月十五日」と「日本人はなぜ戦争へと向かったのか NHKスペシャル取材班」3冊は文庫で読みやすくおすすめ。

みんなで学ぼう・日本の軍閥 倉山満 四六判 青林堂
著者の専門は憲政史、対談形式で前衆議院女性代議士と陸軍の山縣有朋から海軍の山本五十六まで縦横無尽に斬る。ネットの対談を本にして判り易い。
歴史探偵 昭和史を行く 半藤一利 PHP文庫
歴史探偵を自認する作者、巻末の昭和史の資料を眺めるだけで圧倒される。同じく向島出身の永井荷風には思い入れがある。昭和天皇も評価している。
十二月八日と八月十五日 半藤一利 文春文庫
著者は文藝春秋の編集長。文春文庫から数々の書がある。開戦と終戦とを時系列で取り上げた。作家、歌人、俳人の作品、発言を取り上げて解説。
移民たちの「満洲」 二宮啓紀 平凡社新書
中公文庫と共に近・現代史の数々を取り揃えている。庶民の側から豊富な具体的資料を基に実相に迫る。満洲が植民地だったと断罪するのは容易い。
大放言 百田尚樹 新潮新書
「永遠の0」はベストセラーで映画化もされた。放送作家出身、その発言は朝日新聞等反体制側の格好の攻撃材料となる人物。それほど悪者ではない

NHKスペシャル取材班の4冊は6年程前、放送されていて録画、繰り返し見た。その文庫化の4冊で太平洋戦争の実相が解る。
日本海軍400時間の証言 NHKスペシャル取材班 新潮文庫
海軍に詳しい戸高一成氏が保存していた「海軍反省会」のテープを元にNHKが番組を作成した。笑い声さえある赤裸々な証言は、今では腹も立つ。
 日本人はなぜ戦争へと向かったのか NHKスペシャル取材班 新潮文庫
外交・陸軍編
エリート軍人・エリート外交官が組織と空気で動いた。世界の情勢を知りながら無視せざる得なかったのは日本の悪癖。小学生でも分かる敗戦になった。
メディアと民衆・指導者編
民衆を熱狂に導いたのは新聞メディアの責任が大きい。巻末の半藤一利・松平定知の対談を読むだけでもいい。昭和初期、ラジオの発達も大きな要因。
果てしなき戦線拡大編
番組の制作者が5人の専門家に質問する形で解説「戦線拡大」の経緯を著わす。その分析は番組を観た限りでは的外れではないだろう。

添付は週刊新潮3000号記念、田中角栄、3億円事件、黒澤明、渥美清、昭和天皇、文豪の喫煙、新興宗教、日航機事故、映画、ヒット曲、テレビ番組、ベストセラーなど「黄金の昭和」探訪で“昭和史事典”の趣き。3億事件の主犯は自殺。共犯の不良少年は時効前に逃げ切った。見込み捜査の誤りだった。

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