2016/1/21  22:54

本の印刷・奥付  読書
今でもそうだが、印刷会社の製版を経験した者で、且つ読書が趣味ならば、本を購入するときに癖になっているのは、いわゆる奥付を見ることだ。発行年月日・著者・出版社・印刷会社・製本会社などが記されている。つまり内容はともかく先ずは、どこの会社が印刷したのか、製版も同じ会社か、製本所はどこか、てな具合。それが判っても別にそれが本の購入の動機ではない。端的に言えば同業者の仕事が気になった。

丁度平成時代になる以前の印刷形態は、鉛の活字を使用する活版印刷が主流だった。それは月刊誌も週刊誌も同様で、愛読する文藝春秋も週刊新潮もウインドウズ95でコンピュータが勃興する以前は活版印刷が圧倒的だった。

添付の「毒物雑学事典」は昭和時代の終わる頃、購入した。別に誰かに“毒を盛ってやろう”というわけではなく、その頃、民放番組では21時からの2時間サスペンスが、これも圧倒的な番組編成になった。テレビ朝日は土曜日、日本テレビは火曜サスペンス劇場で、今では各局、殺人番組ばかりでNHKさえも追随している。推理小説としては“青酸カリ”とは!?が素直な疑問だった。単純な疑問がこの講談社の新書形式のブルーバックスを購入した動機だった。

筆者は、最近うっかりミスが多く、かなりの部分、認知症だろう想うが、この本は紛失した、廃棄したと認識していたが、通販で購入した「毒物雑学事典」が、それと同じだった。表紙は違ったが同じ著者で中身も全く同じで、ご丁寧にこのご時世、活版の印刷そのままだった。最初が8冊、通販で購入したものは何と46刷だった。こんなに版を重ねるなら“眼に優しい”9ポイント仕様に製版し直すべきだろう。でもこんな本は、老人は買わない。紙の印刷の書物が段々下火になる昨今、これは仕方ないかも知れない。

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