2017/1/23  23:05

百田尚樹  読書
二年前、百田尚樹の「大放言」の読後感を記述した。これは面白い本で、一日で一気に読んだ。その頃は、百田尚樹はNHKの経営委員だったから言葉の揚げ足取り、言葉のつまみ食いでいわゆるリベラルを自認する朝日新聞、政界では民主党に大いに叩かれた。慰安婦問題では、誘導尋問に引っかかった籾井勝人NHK会長、大阪市長の橋下徹も同様だった。この慰安婦問題などでは今日の女性の人権意識を尺度にして責められたから、近代・現代史の事実を正直に言えば言うほど通用しない有様だった。

先頃これも一気に読んだのが添付の本。百田氏の書いた『カエルの楽園』は、寓話小説で、日本人をアマガエルに見立て、中国を模したウシガエルに食い殺される物語。憲法9条の信仰、アメリカ軍の撤退、朝日新聞とおぼしき国益に反するメディアも登場する。因みに模した名は以下の通り。

 ナパージュ=日本、デイブレイク=朝日新聞
 スチームボード=アメリカ、ウシガエル=中国

百田尚樹は『永遠のゼロ』がベストセラーになり、映画にもテレビ番組にもなった。特攻隊の話だった。百田は背が高く、眉が濃く、タコ入道のようなツルツルのヘアスタイルでしかも歯に衣を着せぬ論調だから、朝日新聞、毎日新聞、沖縄の新聞にはとにかく嫌われている。

百田の対談相手は石平(せきへい)氏。中国「天安門事件」で民主化運動に携わった人物で、現代中国をよく知る拓殖大学客員教授で日本に帰化している。ここでは中国がなぜ日本侵略を企むのかと説得力ある現実が語られる。現在の中国は、国土の70%が、空気・大地・水資源が汚染され、人間が住めなくなるほどの現状、チベット・ウイグルなどの地域は、漢民族によって悲惨な状況になっていることが、北京大学出身の教授によって赤裸々に告白された。これが嘘でないことは、中国支配層の子弟の多くが、アメリカ・カナダ・オーストラリアで市民権を取得するのに躍起となっていることで解る。日本の北海道の豊かな水資源のある地域が買い占められているから恐ろしい。

二人の対談では、一党独裁の中国・ロシア・北朝鮮の恐ろしさが解る。これらに味方する日本のメディアの勢力が跋扈するのだから『カエルの楽園』は、的を射ている。ただしこの寓話は、日本の新聞メディア、放送メディアには一切無視されているらしい。

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