2017/3/9  21:49

週刊新潮コラム  読書
この50年間、ほぼ毎週購読しているのが「週刊新潮」。昨年、50万部程度の発行を繰り返し完売して名を馳せたのが「週刊文春」。「文春」は毎月、月刊誌を定期購読しているから、ここでは割愛。

このブログでの政治・外交の記事は、だいたいこの週刊新潮と月刊文春、小学館「サピオ」の受売りだ。週刊誌の「現代」も「ポスト」も女性のヘアヌードが満載なので、いささか辟易している。政治外交記事も無責任なアドバルーン記事が多く、総選挙・参議院選挙予測もあまり当たらない。

毎週、新潮で楽しみなのは藤原正彦の「管見妄語」、櫻井よしこ「日本ルネッサンス」、宮家邦彦「国際問題」、天野篤「佳く生きるための処方箋」。これらは割愛して今年、正月号から始まった三浦瑠麗(みうらるり)の「週刊山猫・ツメ研ぎ通信」が面白い。若い学者だが弁も立つしなかなかの書き手。

今週は、早速、日本学術会議の「軍事研究に従事しない、防衛省の頼み事は訊かない」に異を唱える。平和を考える学者が、戦争を研究することをしないのは理解できないと老人学者の理想論・正義論を揶揄する。専門の研究が「シビリアンコントロール」だというから頼もしいのだろうか。

いわゆるリベラルの階層が眼を剥きそうな「核兵器研究」さえ口にする。自衛隊員が「怖い人たち」、集団安保が「怖い話」と簡単に斬って捨てる、メディアに警鐘を鳴らす若手の論客だ。この若い女性の学者は、暴発寸前の北朝鮮の「核開発」・「ミサイル発射」、韓国の「大統領弾劾」はどう考えるのか。

明日、韓国の大統領弾劾が発表される。自分達が選んだ大統領、簡単に罷免するなら南北共に困った朝鮮半島だ。弾劾が本当なら、やはり感情が客観を凌駕するアジアの非民主国家の烙印を押され、北朝鮮の思うツボ。独裁者の実兄さえ殺す国の軍門に下る前に、当の韓国・アメリカ・中国・アメリカが実力行使をすべきだろう。弾道ミサイルが秋田県を直撃したら日本は、対応できるのか。

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2017/3/7  22:35

ミサイル  身辺世相
ミサイルといっても先ずは、武器オンチで何のことかわからない。ICBM・大陸間弾道ミサイル、迎撃ミサイル、巡航ミサイルと以上、三つの名称しか知らない有様。北朝鮮が同時に4発のミサイルを発射しても、それが秋田県沖と言われてもピンと来ない。

最近ワイドショーを賑わしているのが権力者・金正恩が実の兄・正男を殺害したことで親・北朝鮮のマレーシアを怒らせたことだ。防犯カメラに残る映像をもってしても評論家でさえ、何がそうさせたのか、真の実情すら解らないほどで素人は更に解らない。解ることは、北朝鮮が友好国を利用して外貨獲得をしていたことだ。これが孤立を招いた。

北朝鮮の核開発とミサイル発射は、素人でも少しは理解できる。それは韓国・アメリカの合同軍事演習のこと。北朝鮮の独裁に対抗してアメリカのTHAADミサイル配置を韓国が了承したことにある。そこがロッテ所有のゴルフ場だったので中国に展開するロッテが、その中国から攻められている。

核兵器の所有を断念したリビアのカダフィ大佐、イラクのサダム・フセインが自国民に殺されたことが、金王朝三代目の恐怖に繋がっている。韓国・米国の“斬首作戦”は正に恐怖だろう。その韓国の経済・政治も「死に体」だと思う。つまり朝鮮半島は“有事”だということ。

なにしろ日本は有事立法やスパイ防止法すらない。野党は、支持率が揺るがない安倍政権のツマラナイことに血道をあげていて国会審議はタテマエのみ虚しいものだ。だから総理さえ怒らすヤジに終始する。

こんな状態でも学術会議とやらは、防衛省が学会に「国土防衛」の技術に協力を頼んでも拒否らしい。科学者はとうに宇宙空間の戦争が始まっているのを承知している筈。北朝鮮や中国の現状を認識しても正義論や理想論の域を出ないのは、逆に科学者の傲慢だろう。日本のどこかで日本人が他国に侵略されでもしない限りは意識が変えられない。

“黒船”という全体の空気が一気に膨らむの待つしかない。喜んでいるのは中国・ロシアだろう。日本の防衛技術はもう遅いのかも。日米軍事同盟に縋っているのは、政権では案外、長閑な野党なのだろう。日本国憲法の前文の「諸国民の正義」をいつまで信奉しているのか。難民・自爆テロに無関係日本なればこそだ。

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2017/3/5  21:21

1円の本  読書
自分もアマゾンで“1円”の本を時々買うので、躊躇わず添付の書籍を購入した。「新潮新書」は何万部も売れる著作を大いに世に出した。この本は700冊目になる。これは大量に売れないまでも、内容はいい。豊富な史料を基に、出版事情、コンピュータの印刷、活版印刷の消えた日、スマートフォン、本の流通、テレビの双方向放送まで盛りだくさん。

2003年(003)『バカの壁』養老孟司 473万部
2005年(141)『国家の品格』藤原正彦 270万部

後に「品格」という言葉ブームになったように「国家の品格」は優れた本。著者が数学者であることが、驚きだった。新潮新書は250頁前後の手触り感のある厚さで、今は当たり前の9ポイント40字×15行仕様、読み易い。

◇2005年(125)『あの戦争は何だったのか』保阪正康
 太平洋戦争を解り易く解説、日米開戦の黒幕を「海軍」と断定している。
◇2015年(601)『沖縄の不都合な真実』大久保潤・篠原章
 理想や正義ではない沖縄の実態を告発。普天間周辺の賃貸料は驚き。
◇2015年(633)『大放言』百田尚樹
 長身でスキンヘッド、これほど嫌われる著者もない。本音を言うからである。
◇2015年(637)『左翼も右翼もウソばかり』古谷経衡
 先ずは集団安保の国会周辺のデモの嘘を見抜いている若手の評論家。
◇2016年(667)『違和感の正体』先崎彰容
 豊富な教養と知識で、近年の日本の言論・思想の違和感を解き明かす。

アマゾンで「1円」の本でも郵送料が掛かるの当たり前、257円+で258円。販売元の古書店は約200円の収入、真の郵送料が150円なら50円の利益だ。その詳しい仕組みは判らないが読者には有難い。「スマホ」が若者を席巻、“紙の本”がとにかく売れない。最近の印刷・出版・メディアに詳しく一気に読んだ。何万部も売れる本ではないが、新聞・出版・テレビ・SNS(ウェブサービス)の熾烈な攻防を描いている。確実に言えることは、近い将来、新聞の宅配サービスは無くなっていると思う。

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2017/3/1  18:07

渡辺和子の死  昭和史
多分、長年の喫煙が祟ったのであろう、どうも肺の按配がよろしくない。風邪を引くのは10年に一度くらいだったが、この2年間弱で3回。月末の22日よりの「短歌の文字入力」の原稿が届く頃には、不思議と体調不良に陥ることはなかった。でもこの仕事もそろそろ危ない。三ヶ月に一度、総合病院で肺機能の検査をしているが、肺の40%は壊れていて現状維持のための高額医療は月に36万円もする。市の補助があっても月に6万円は必要との由。現在72歳、効果があろうと無かろうと数年で預貯金を食いつぶす。発熱と咳は風邪ではなく「気管支炎」であって風邪より始末が悪い。全ては自己責任だが。

昨年12月30日、ノートルダム清心学園理事長・渡辺和子氏が亡くなった、89歳。殆どの現代人は知らないが80年前の昭和11年02月26日の陸軍のクーデターが起きた。二・二六事件だ。大日本帝国陸軍・教育総監 渡辺錠太郎は、43発の銃弾を浴びて殺された。末っ子の娘・渡辺和子は父の命令で座卓の陰に隠れて難を逃れた。渡辺和子は当時9歳、目の前で父親が殺されたことになる。昨年の記述では、「NHK・歴史ヒストリア」、でも文藝春秋03月号でも昭和史の専門家・保坂正康のインタビューをも受けたことを紹介した。

渡辺和子は聖心女子大卒業後、経緯は省くが29歳で洗礼を受け、修道会に入る。昭和61年、首謀者・青年将校の法要が行われた。事件のとき渡辺錠太郎教育総監にトドメを刺した安田優陸軍少尉の弟・善三郎は、法要に誘われて参加した渡辺和子の態度に感銘してカトリックに入信したという。晩年の『置かれた場所で咲きなさい』は220万部のベストセラーになっている。(文藝春秋2017・03月号・蓋棺録P517参照)

この反乱軍の決起では、総理大臣経験者、高橋是清・斎藤実が惨殺された。岡田啓介総理大臣は間違って松尾伝蔵が殺され、難を逃れる。終戦の時の鈴木貫太郎内大臣は、辛うじて生き残った。吉田茂の岳父・牧野伸顕(大久保利通の次男)は未遂に終わっている。松尾伝蔵の娘婿が、伊藤忠の立役者・瀬島龍三で平成19年、95歳で天寿を全うした。事件の首謀者はいわゆる“皇道派”の長老・真崎甚三郎などにそそのかされて決起した。陸士を出たばかりの青年将校だった。彼らの出身地の東北や農村は疲弊していた。青年将校は「安栗磯村」と記憶している。安藤輝三・栗原安秀・磯部浅一・村中孝次。思想家・北一輝は有名。物置に隠れていて難を逃れた岡田啓介は栗原安秀が知っていて見逃した!と「岡田啓介回顧録」にあるのは有名。

画像はネットより無断拝借、許されたい。

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