2019/8/18  20:14

ユーチューブの残酷  身辺世相
先週末、どのワイドショーでも取り上げていたいわゆる“煽り運転”の指名手配犯人の逮捕の一部始終が、もうユーチューブにアップされていた。運転事故などは、ドライブレコーダーの発達で加害者・被害者も委細を判定しやすくなっているからその発展は納得する。スマートフォンの発達が速い、というより凄まじい。「スマホ」も「ドラレコ」も機能が発展しただけでなく画像も鮮明になっている。更には防犯カメラの発展も凄まじい。いつぞやは「渋谷交差点」で大暴れして車を横倒しした若者が逮捕されてびっくりした。これは防犯カメラを辿った結果。これも更に映像が鮮明になる筈。

直近の事件、過去の大事件などユーチューブの発達で、映像でいわば確認することが容易になった。ことの速報だけではなく、昔の“百科事典”と同じこと。電話・カメラ・ビデオ・SNSとツイッターなるものはアメリカ大統領の動向も可能で自らの発信だ。筆者は当初は、SLのメカニズムと平昌オリンピックの小平奈緒の走りのみの閲覧だった。

2011・平成23年のいわゆる「3・11」宮城県沖の大地震と津波の映像は見ないことにしていた。当時スマホではなくいわゆるガラケー全盛だったから、津波の映像は多分、ビデオカメラの撮影だった筈。それがこうも容易く見られるのはかなり残酷でもある。

そのときの釜石市市役所からの映像は、何度見ても残酷だ。後ろを見返すことの多分不可能な老人二人は、懸命に「早く逃げろ!」の声に対応できず(多分轟音で聞こえない)、明らかに逃げ遅れて為す術なく立ち止まってしまった。映像の2分後あたりで左側の建物も無惨に流されたので、この老人二人は波に攫われ命を落とされたものと思う。

ユーチューブは昔のスポーツ選手(例えば貴乃花)の活躍を見るに限る。

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2019/8/13  23:50

渡辺和子  昭和史
昨日取り上げた保阪正康は、「昭和史」というジャンルを起ち上げたといってもいいノンフィクション作家。平成時代は「昭和回顧」というブームもあって売れっ子作家になった。むろんそこには誰もが認める努力があったのは言うまでもない。下記の本では13人の昭和を代表人物が書かれている。

『昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)2018年
『続 昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)2019年

◇東條 英機 1884─1948 陸軍軍人、第40代総理大臣
◇石原 莞爾 1889─1949 陸軍軍人
◇犬養  毅 1855─1932 第29代総理大臣
渡辺 和子 1927─2016 ノートルダム清心学園理事長
◇瀬島 龍三 1911─2007 大本営作戦参謀 伊藤忠商事会長
◇吉田  茂 1878─1967 第45・48─51代総理大臣

◇三島由紀夫 1925─1970 作家
◇近衛 文麿 1891─1945 第34・38・39総理大臣
◇橘 孝三郎 1893─1974 農本主義思想家
◇野村吉三郎 1877─1964 海軍軍人、駐米日本大使、日本ビクター社長
◇田中 角栄 1918─1993 第64・65代総理大臣
◇伊藤 昌哉 1917─2002 政治評論家
◇後藤田正晴 1914─2005 警察官僚・中曽根康弘内閣官房長官

渡辺和子や伊藤昌哉は軍人でもなく政治家でもなく怪物とは言えない。2016年12月、渡辺和子は89歳で亡くなった。生涯シスターだった。1936年・昭和11年、勃発した二・二六事件で陸軍教育総監・渡辺錠太郎が惨殺された。当時満9歳の和子は目の前で父の暗殺に遭遇した。狙撃は機関銃だった。前記の本に著者のインタビューが詳説されている。渡辺和子の死についてはこのブログでも(2017/3/1)取り上げたことがある。前記の著書に詳しいが渡辺和子は生涯、事件の真の首謀者は許さなかった。それは血気盛んな陸士卒の若者を焚きつけたいわゆる当時の皇道派の陸軍大将・荒木貞夫、真崎甚三郎のこと。昭和天皇の怒りを知ると責任を回避、軍事法廷でも無罪だった。

渡辺和子は聖心女子大卒業後、経緯は省くが29歳で洗礼を受け、修道会に入る。昭和61年、二・二六事件の首謀者・青年将校の法要が行われた。事件のとき渡辺錠太郎教育総監にトドメを刺した安田優陸軍少尉の弟・善三郎は、法要に誘われて参加した渡辺和子の態度に感銘してカトリックに入信したという。晩年の『置かれた場所で咲きなさい』は、220万部のベストセラーになっている。(文藝春秋2017・03月号・蓋棺録P517参照)

この陸軍のクーデターが失敗したのは、当時30代前半の昭和天皇の逆鱗に触れたことだ。幼少時から育ててくれたのは終戦時の首相・鈴木貫太郎・たか夫妻。この事件で鈴木は瀕死の重傷を負った。たか夫人が「トドメは自分がします」と言って難を逃れた。総理大臣経験者、高橋是清・斎藤実、岡田啓介総理大臣は間違って松尾伝蔵が惨殺されている。東北農村の疲弊など“昭和恐慌”が背景だが天皇側近にまで、何故殺戮に及んだのか、よく解らない。部内で対立していた陸軍中枢に外国情報部が介在!?していたという説もある。

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2019/8/12  23:49

保阪正康の本  昭和史
個人的理由で、いつの間にかと云った按配で「昭和史」の著書を読むようになり、昭和史の本を読むなら保阪正康という作家の本を耽溺している。自分のブログで“保阪正康”を検索したら44回もあった。2018/10/23で紹介した自分の蔵書の40では、これも50冊弱あった。この作者の著書は間違いなく全部読んでいる。平成16年の定年まではこの作家は知らなかった。

所属する短歌会の編集委員から頂戴したのが『昭和史七つの謎』という講談社文庫だった。その“七つの謎”のタイトルに売れる効果があったのか、以後、旺盛な執筆は、昭和の終った平成時代から顕著になった。

http://www1.odn.ne.jp/~ceg94520/mumyouan/mumyouS10a.html

作者は、大卒後「電通」という大企業に勤務したが、小企業の出版社に転職。ゴーストライターをしながら“もの書き”を目指す。国立国会図書館に通い、延べ4000人もの軍人にインタビュー、次第に頭角を現す。昭和の時代、大東亜戦争に関わった高級将校がまだ存命していた。その聞き取りも当初は、一人一人丁寧に手紙を書いて軍人の自宅を訪問したらしい。このパワーが凄い。切っ掛けは三島由紀夫の割腹自殺で「ともに死なう」との旧仮名で戦前の「死なう事件」を惹起したという。

最近では、以下の新書、ソフトカバーを一気に読んだ。やはり興味があると一気に読破、以後再読しながら自分の知識を確認していると云った按配だ。

『昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)2018年
『続 昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)2019年
『令和を生きるための昭和史入門』(文春新書)2019年(2007年刊の増補)
『戦争とこの国の150年』2019年 山川出版社

最近出版されたばかりの『戦争とこの国の150年』は4人の作家との対談で共著。西村京太郎(推理小説1930生)、池内紀(ドイツ文学1940生)、逢坂剛(直木賞作家1943生)、浅田次郎(直木賞作家1951生)、半藤一利(昭和史1930生)。『昭和の怪物』は正・続で13人を取り上げている。

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2019/8/9  23:51

夏のセレモニー  身辺世相
毎年このブログに記述するが、8月初旬から中旬は三日毎の行事が続く。すなわち06日「広島原爆忌」、09日「長崎原爆忌」、12日「日航ジャンボ機墜落忌」、15日「終戦の日」で14〜16日は旧盆。

夫々の日に新聞、テレビも工夫を凝らし夫々の記事・番組を掲載・報道する。今朝、午前07時台の放送でNHKが、長崎原爆忌の象徴的画像の探索を放送していた。これはローマ法王も指摘した画像。アメリカ人の従軍写真家が戦後しばらく経って提供したもの。長崎に投下された原爆で死亡した弟を背負い、焼却の順番を待つ兄の画像。唇を噛みしめ、足は焼けただれている気がする。今朝のNHKの放送では、少年の顔の分析画像では、右目尻に被爆が認められるとの由。あとでどんな理由をつけ足しても米軍は無辜の民をモルモットとして殺傷したことに変わりがない。

ところでこの旧盆の期間中、NHKと朝日新聞がタックル!?を組んで放送するのが全国高校野球。スポーツ庁長官・鈴木大地が疑義を出していた。この高校野球が筆者には気に入らないところ。NHKに受信料を払いたくないという参議院議員も当選したらしいが、ここだけは賛成。高校野球だけは興味が無いのでテレビは消す。

日の丸と君が代の嫌いな反権力を標榜して止まない朝日新聞が、その実、新聞拡販の手段なのに、「清く・正しく・青春の時代」を“上から目線”で主催している気がする。真夏によくこんなことを続けているものだ。一高校生に契約金1億円が用意されるプロ野球の人材発掘であって、眼に見えないところにドロドロとした利権と縄張りの澱みを想像する。過酷なレースとして有名だが読売新聞主催の「箱根駅伝」のほうがマシ。

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2019/8/7  20:48

マンゴーの樹の下で  映画TV
NHKBS1で08月04日、1・2に分けられて90分、フィリピンルソン島での一般庶民の逃避行の残酷な実態と結末が放送された。「終戦の日」前後にNHKは必ず、太平洋戦争・大東亜戦争の番組を放送するが、今年は「マンゴーの樹の下で」という番組。終戦間際に国策だがフィリピンに渡った家族・兄弟・姉妹が敗戦前後、物量を誇る米軍に追われ、家族散り散りになって多くは命を落とした。その悲惨な逃避行と生き別れの実態に焦点は当てられていた。生き残った遺族は殆どが90歳代。諦観の人生を送って来た、生き残った90歳代の老婆が“慰霊って何”と淡々と告白していた。

ところで所属短歌会の今では長老(大正13年生、95歳)ともいうべき近藤未希子さんが、この番組でインタビューを受けた。近藤さんは、従軍と言っていいのかどうか軍部に“応募したタイピスト”。敗色濃い戦争の日米戦争の最前線に高給を約束されて徴用された実態を告白された。

このドキュメンタリーは繰り返し見たが、悲惨な事実は2年前に放送された「インパール作戦」も同様だった。この作戦では6万人もの日本軍兵士が戦闘ではなく餓死・病死している。このことは実際インド・ビルマへ慰霊されたマクドナルド・昭子さんの報告を本年01月にこのブログで詳しく記述した。

ところで定年の平成16年までは、筆者は小さな印刷会社で「冬雷」誌の印刷に関わっていた。近藤未希子綴込み歌集『母の庭』は、記憶に定かでないが筆者が大いに関わっていた。翌年平成06年02月からコンピュータの製版に移行した。この「母の庭」は鉛の活字の製版印刷。題名は1号活字。姓名は2号活字で21ポイント。10.5ポイントとは5号活字。罫線の8枚で5号の活字の厚さだった。画像は印画紙の濃淡を腐食させた銅板を使用した。

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2019/8/3  21:46

暑中見舞  身辺些事
暇な折(毎日ヒマだが)パソコンのヤフーで日本地図、世界の地図を見るのが好きである。昔なら大型の地図帳を見なくてはならなかったが今は非常に楽。パソコンの画面で拡大・縮小、スクロールが出来るのは画期的なこと。これでは大型の印刷物も売れないだろう。

そこで気が付くのは韓国が日本にイチャモンをつけてくるのがある種、解る気がする。先ずは「日本海」という呼称が嫌いらしい。アメリカ・日本などの国連から兵糧攻めにあっている北朝鮮が、いくら制裁を受けても平気なのは、密かに物資を提供する国があっても、地図を見るのと違って大海原の太平洋・日本海で瀬取り(競取り・荷物の積み替え)をしても発見されないだろう。

むろんその提供者は同胞の韓国。素人でも今の韓国大統領は弁護士出身だから経済に疎く、関心は南北統一という基本。同胞だから北朝鮮を非難せず同盟国なのに日本に厳しい。セドリを日本の哨戒機?に見つかったから韓国は日本の自衛隊機のレーダー照射(攻撃準備)したのだろうということは素人でも想像できる。

世界情勢や外交に疎い筆者は、北朝鮮の“拉致した日本人を早く返せ”ということに尽きる。横田めぐみさんの父親は施設に収容されているらしく、もうマスコミには出られない。日本の左翼的メディアは終始、“反米・反自民・反安倍”だが北朝鮮・韓国には鷹揚なのはいけない。ここは日本全体で発信すべき時に来ている。

添付は鎌倉市二階堂の瑞泉寺。住職は「まひる野」主宰、歌人。

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