2020/2/4  23:21

原点回帰  昭和史
日常生活をギアチェアンジして原点に戻ると、筆者のブログ・HPは、1「太平洋戦争」2「昭和史」3「戦前世相」という大まかなジャンルになる。自分の実父が太平洋戦争の犠牲者という事実はもちろんだが、定年間際に短歌会の例会で編集委員のAY氏に「もう読んだからあげるよ」と貰ったのが保阪正康著『昭和史七つの謎』。これは2003年発行の文庫だから単行本は、それより前になる。ここで昭和史の第一人者の保阪氏を知った。別の友人にはこれも文庫で半藤一利著『日本史が楽しい』を紹介された。ざっくりとした分け方では保阪氏は陸軍、半藤氏は海軍に詳しい。殊に『昭和史が面白い』は鼎談集で軍人・文化人・芸能人と共に語る内容で文句なく面白かった。

この二冊が昭和史・太平洋戦争・戦前世相にのめり込むきっかけだった。そこで原点に帰ることにした。前半の5冊は再読・三読、後半5冊はざっと読みだったので“冬の夜長”で枕元に置くことにした。これだけ読めば「昭和」「太平洋戦争」の凡そは分かる。対談集の心理学者・岸田秀氏の疑問はそのまま筆者の私の疑問。

即ち「ガダルカナルの戦いなど日本軍大敗のその後の作戦遂行が、そのミスを学ばぬ同じ過誤で更に多くの犠牲者を出すことを繰り返した。インパール作戦などが有名。これは日本人の戦争の戦意不足、努力不足、能力の不足、物量の不足が大敗した理由ではない。根本的な必敗の原因の日本人の現実感覚不全がある筈」と云う。それは宗教と心理の分野に及ぶ。筆者には少々重荷の気もする。いずれ結論として導き出されるが、稲作農耕民族には、戦争への戦術・思想・歴史も甚だしく幼稚で“戦い”が似合わないことだと思う。

◇『昭和史七つの謎』保阪正康 講談社文庫 2003年
◇『昭和史が面白い』半藤一利 文春文庫 2000年
◇『戦争と人間の風土』鯖田豊之 新潮選書 昭和42年
◇『あの戦争は何だったのか』保阪正康 新潮新書 2005年
◇『一下級将校の見た帝国陸軍』山本七平 文春文庫 1987年

◇『太平洋戦争の新常識』歴史街道編集部 PHP新書 2019年
◇『なぜ必敗の戦争を始めたのか─陸軍エリート将校反省会議』
  半藤一利編・解説 文春新書 2019年
◇『一気に読める「戦争」の昭和史』小川榮太郎 扶桑社新書 2018年
◇『日本人と「日本病」について』山本七平・岸田秀
  文春学芸ライブラリー 2015年
◇『戦争とこの国の150年』保阪正康対談集 山川出版社 2019年

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