2020/2/19  22:07

新書乱読03  日本史
『歴史を動かした昭和史の深層200』 保阪正康 日文新書 平成15年

今日、大きな病院の呼吸器科の定期健診だった。胸のレントゲン写真も血液検査も検査後、呼吸器科の診断を受ければ診察室の医師の前のコンピュータにはたちどころに判るシステムになっている。結果は悪いまま小康状態、今日明日に命が断たれることはないという感触。ただ野村克也監督のように「虚血性心不全」などはいつ起こらないとも限らない“後期高齢者”なのは否定できない。病院の売店ではマスクは全部売り切れていた。

新書乱読と言っても精読したものとそうではないものとがあるが、当初の目的の昭和。「昭和の世相」「昭和の戦争」を二本柱とする。浅学菲才であっても、自分の尺度・物差しとして精神論・事実論、建前・本音に置けば、危なくなった五感も嗅覚だけは働く。

昭和史の真相が200項目に分かれているので、一つは当然1ページ仕様。ここでは58・59・60・61の東條英機の解説。陸軍のことしか知らない陸軍中将が、政権を投げ出した近衛文麿に変って総理大臣に就任、推薦したのが内大臣の木戸幸一。承認した昭和天皇は終始、道義的責任を感じていた。

情報過多の現在と違い、陸軍官僚だった東條英機にはアメリカという国の実情に疎かった。軍部・外務省からの情報は、威勢のいいナチスドイツのことばかり。独ソ戦争が始まっていたからソ連の知識は少しあっただろう。アメリカ経済が疲弊していた昭和の始め頃、駐在武官だった頃の佐藤賢了は、日米開戦の時の陸軍軍務局長で保阪氏の指摘では「東條の腰巾着」だった。つまりアメリカは領土はあるが、戦争をするような精神力を持たないどうしようもない国との佐藤の見解だった。このブログでは今後、この軍人宰相の事実から逃げた長閑な精神論を列記したい。

クリックすると元のサイズで表示します
0


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ