2012/9/8  21:38

昭和の雑誌  昭和史
筆者が20代の頃から毎月必ずではないがよく購読していた月刊雑誌は、
 『文藝春秋』(A5判)
 『太陽』(A4判)
 『旅』(B5判)
 『歴史読本』(A5判)
 『ダ・カーポ』(A5判)
 『歴史街道』(B5判)
などである。今も存続しているのは、老舗の文藝春秋・歴史読本・昭和50年代創刊だが『歴史街道』。「太陽」と「旅」はカラーページと読む部分とがバランスが取れていていい雑誌だったと思うが休刊・廃刊になっている。『ダ・カーポ』は創刊号から終刊号まで620冊揃っているが高く売れないかとも思う。雑誌の創刊・休刊の詳しい経緯と考察は判らないが、手に馴染む感じの「」などは良かったのではないか。『太陽』は別冊が今でも販売されている。雑誌の栄枯盛衰があるのは、やはりひとつにはインターネットの発展だろう。もう雑誌はおろか、新聞・普通の出版物でもスマートフォンなどにとって代わられようとしている。文庫・新書など安価で内容があるものは認知され出版のメーンになっている。もう一点真似されているのがA4変形の美術週刊誌。30〜40頁で週刊誌仕様を圧力をかけて製本したもの。全体に薄くカラー印刷は抜群。眺める雑誌のおもむき…。

雑誌の栄枯盛衰は、筆者にはもうひとつ理由があると思っている。それはデジタル時代の画像の鮮やかさであろうと思う。ほんとうは、カメラもフィルムの方が高精細で鮮やかなのだが、デジタル時代では、画像の修正が時間も処理も「アドビフォトショップ」などで、印刷の素人でも安易になったからだと思う。今や新聞などでも紙質がどうであろうと毎日がカラフルである。昭和の時代を象徴すると思う「太陽」と「旅」を見ていてつくづく感じることである。それらカラーの雑誌は、あたかも浮世絵のごとくいかにも黄・青・赤・黒の四色を重ねて印刷したアナログの美しさがある。今のカラフルな雑誌は、デジタル時代の申し子で、物理上、印刷のズレは皆無。鮮やかだが重みと深みがない。

『太陽』(平凡社)は2000年・平成12年に休刊、『旅』(JTB→新潮社)2012年・平成24年に廃刊となった。青春の一部分が喪失した感じがある。

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