2013/10/21  18:17

半藤一利・昭和史  昭和史
日本史・歴史と言うには生々しいが「昭和史」に意図的だが興味を持ったきっかけは、専門家・半藤一利(はんどうかずとし)氏の存在。長年の友人が紹介してくれたのが『日本史が楽しい』『昭和史が面白い』。共に2000年・平成12年、定年の平成16年以前だった。短歌を嗜む!ので「万葉集」の項目があった。後者は、統帥権・二二六事件・東京裁判・日米開戦・学徒出陣等々。昭和史だから大相撲・紅白歌合戦・水泳までこれも多彩。半藤一利氏と関係者二人の鼎談。これは対談より内容が濃いのではないか。当事者の証言は貴重。

再読・三読するとまさに現代史だが“目からうろこ”だ。満州から朝鮮半島を南下しての≪「引き揚げ」修羅の記憶≫は凄い。藤原てい(新田次郎の妻・藤原正彦の母)、作詞家・なかにし礼の実体験は壮絶地獄・阿鼻叫喚。引き揚げで祖国に戻れず亡くなった人は多い。なにしろ軍部・行政が庶民を捨てて、我れ先に逃げ出したからである。為政者の裏切りはここが原点か…。

半藤一利氏は『日本のいちばん長い日』で知られる。氏は、現役ばりばりの文藝春秋の社員だった。太平洋戦争の関係者の多くが存命している時の30数人の座談会の記録もある。『日本のいちばん長い夏』(文春新書)。半藤氏は軍事評論家・伊藤正隆の史料集めに関わったのがきっかけ、更には自分自身も“東京大空襲”で墨田区中川に落ち、少年の半藤氏は、どこの誰だか判らない大人に首根っこ掴まれ引き上げられ、九死に一生を得ている。昭和3年生、長生きして昭和史を発掘してもらいたい。NHKに出演多数。

昭和の戦争を追求する?筆者の私のバイブル的書。こうしたジャンルでベストセラーになった『昭和史 戦前・戦後』(平凡社ライブラリー)は更に名著。

クリックすると元のサイズで表示します
3

トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ