昨日、西別岳に登ってきました。天気はどんより曇りで、いまいちだったのですが、天気の回復を待っていてはいつになるかわかりません。花のきれいな今の時期に登ることにしました。
宿の仕事を片付けて登山口着が10時45分。予想通りがまん坂から上は霧の中でした。はなから展望は期待していませんでしたが、その分この時期の花を堪能できました。

オダマキやハクサンチドリはすっかり姿を消し、かわりにヨツバシオガマやエゾツツジ、ヒオウギアヤメ、ヤマブキショウマ、ベニバナイチヤクソウ、スズランなどが見られました。特にエゾツツジは今年たくさん花をつけたみたいで、こんなにたくさんのエゾツツジが一斉に咲いたのを見たのははじめてです。6月末の猛暑とそのあとの湿気を帯びた暖かい空気が今年の花の特徴をつくりだしたのでしょうか。

南からの霧が摩周湖へ向かって流れ込んでいました。この霧の流れがあるからこそ、西別岳の花は元気に形成されているのです。霧に包まれた西別岳、それはこの季節、本来の西別岳の姿なのでしょう。


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