人工鼻

今週火曜日から、
人工呼吸器に人工鼻(フィルター)を試験的につけています。


加湿器も通さなくて済むし、管に水滴もつかないし、
こーちゃんもむせなくて済むし、チョー快適のようです。


担任の先生たちも、興味津々でよーく観察して下さってました。


医療現場は日々進歩してますね。





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ママたちの思い

こんにちは。かぁ〜のです。

昨日、メグこ〜ちゃんの訪問に行ってきました。


このところ面会頻度が高くなっていますが、
実は、私の中で渦巻いていたある思いが、
気持ちを逸らせていた、というのが理由です。
それは、
メグこ〜ちゃんが、16歳のお誕生日を迎える直前、
不安そうな表情を見せるメグちゃんに、
気づいたことが始まりでした。

いつもは楽しみに迎えるお誕生日なのに、
この時だけは違っていて、
何かに脅えているような印象を受けました。
それは、16歳という年齢に原因があったのです。
ご存知の方もいると思いますが、
うちのかぁ〜のこ〜ちゃんが亡くなった歳が、16歳。

メグちゃんにとって、
うちのこ〜ちゃんは、特別な存在だったようで、
同じ若年性ハンチントン病を持つ男の子、
ニックネームも同じこ〜ちゃん、
ということで、いつの間にかメグこ〜ちゃんの、
生きる目標にしてくれていたんですね。
それだけに、
かぁ〜のこ〜ちゃんが亡くなった時、
メグちゃんのショックはかなり激しく、
私以上に喪失感でいっぱいになってしまいました。

この時、
「16歳という年齢に、
もの凄く恐怖を持つようになってしまったのでは?」
と思うのです。
「かぁ〜のこ〜ちゃんが亡くなった歳が、
16歳でしたよね?」
と呟くメグちゃんから、その思いが感じられました。
実を言うと、私自身も、
うちのこ〜ちゃんが亡くなったこの年齢には、
ピリピリしたものを感じていて、
「メグこ〜ちゃんには、絶対に16歳を無事に迎えてほしい。
うちのこ〜ちゃんの命の記録を塗り替えてほしい。」
と、心の中でずっと祈っていたのです。
正確に言えば、16歳と49日。
この日数を超えて貰うことが、私の達ての願いでした。
ですから、
メグこ〜ちゃんが、無事に16歳を迎えてくれた時、
私たちの思いは、格別なものだったのです。


それだけに、その後の気管閉塞では、
私もメグちゃんも恐怖で縮みあがりました。


そんな私たちを安心させるように、
メグこ〜ちゃんが一生懸命頑張ってくれたおかげで、
抜管することができたのだと思います。

それでも、
どんなに落ち着いた状態のこ〜ちゃんを見ても、
かぁ〜のこ〜ちゃんの記録を抜いて貰うまでは、
正直、気が抜けませんでした。

そして昨日、ついにメグこ〜ちゃんは、
うちのこ〜ちゃんの記憶を6日も抜いて、
記録を更新してくれたのです。


ホッとしたせいでしょうか、
穏やか〜な表情のこ〜ちゃんを見ていたら、
嬉しくって、涙が止まらなくなってしまいました。

持参したハロウィンのプレゼントを、
食い入るように見つめてくれてビックリ



チョー感動でした。

ここ最近、
熱が上がったり下がったりする日があるようですが、
薬使用とまではいかないので、様子を看ているところだそうです。
汚れたパジャマをメグちゃんとふたりで着せ替えて、
痰を吸引して貰うと、気持ちよくなったのか、
スヤスヤ眠ってしまいました。


その後、可愛い寝顔を見ながら、
私とメグちゃんは長い間語り続け、
そんなママたちの声を子守唄代わりにして、
こ〜ちゃんはクークーと眠り続けていました。

こ〜ちゃんは、ママと私の大切な宝物だよ。


また会いに行くから待っててね〜




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