現中3は、だいたい合格への道筋がついている生徒さんも多かろう。その一方で志望校合格は危ういという人もいるかも知れない。後者の中にはいろいろなパターンがあろうが、塾などに行かれて、かつ真剣に努力されていてそのような不安があるのならば、客観的に、合否の点では塾選択がまちがっていたといえるのではなかろうか。ここで断言しないのは、状況もわからないし、もしかしたら、そんな生徒さんの多くは、成績アップという、この1点から塾を選択されているわけではなかろうからだ。当塾の生徒さんにも厳しい状況の生徒はいる。その多くが入塾時期にかかわる。手っ取り早く言えば、そんなに短期にはミラクルは起きない。
現中2で成績を伸ばそう、そうして志望校に合格しようと考えている生徒さんは、当塾を選択される場合には、できれば冬期には入塾してほしいと考えている。とくに志望校が現在のご本人の偏差値より5以上上である場合には、早いうちに一回成績をあげなければならない。当塾は入塾された生徒さんの成績アップに徹する。これはどの時期の入塾でもかわらないけれど、経過した時間は取り戻せるものではない。
1年というサイクルにおける各分岐が一つの合格への道しるべなのである。いろいろな諸事情で新学年からがんばると心に決めている人もいよう。しかし志望校高がたかい場合には、やはり「いまから頑張る!」のが正解だと思われる。入試はそんなに甘くないのである。私のこのような言い方に対して、「たいしたことないよ」という中3がいるとしたら、その生徒は本来優秀者なのか、環境的に学習が意識的あるいは無意識的にできる生徒さんだと思われる。
しかし、当塾にこられる多くの生徒さんは、入塾時には志望校合格圏には到達できていない生徒さんがほとんどだ。このことを考えるならば、合格へむけた1年のサイクルのスタート時期に、気合をいれて頑張られるのがよいと思うのである。これは一部の生徒さんへのメッセージでしかないかもしれない。ただ現在定員制の当塾への入塾をお考えならば、参考にしてください。

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