子どもを育てている親で、しっかりと勉強して学力の高い高校に行ってほしいとか、学力の高い大学にいってほしいと思う者も少なくないだろう。それは特に不思議なことではない。
ではなぜ、そのような人生の進み方を望むのか。
具体的な理由をこどもに説明できるだろうか。塾に来られた(そして 来られている)お子さんの保護者様もさまざまだ。さまざまな規模の会社の経営者、小中高学校、大学、営業、工事の仕事、病院、農家、・・・・仕事を単純に呼称できない方のほうが多いかもしれない。親の職業が多種であるように、卒塾生の仕事も多様である。
明成塾を選択される時点で、学力の高い高校、そして大学にお子さんに進んでほしいと考えれれていることが多い。
親が明確にしなければならないのは、そのお子さんにとっても学力の優位性ではないだろうか。私はこれまで多くのお子さんの人生にかかわってきているし、現在もそうである。学力をのばすべき理由は、各ご家庭に違う歴史があるように各お子さんにとって異なる。それが何なのかは、私ではなく親が子供に伝えるべきことである。母子家庭のお子さんが苦学して、工業高校を出た後に、考えを変えて大学に進んだこともあった。現在の幸せな彼の笑顔には、彼の学歴が必要であった。突然に親が倒れたお子さんがいた。彼はそれからものすごい時間勉強をし、志望校に合格した。一方で、親がなんでこんなにやる気がないんですかねと笑顔を見せる親もあった。その笑顔は楽しい証ではないのだろうが、なかには、仕方がないという思いもあったのだろう。子供が本気で立ち向かわない理由は、それは実はそのようになっているからである。その必要性がその家に感じ取れない場合であったり、具体的な未来の自分を考えられるほどに成長していないからともいえる。もちろん、例外はある。それは、違う未来を見ている場合である。ある教師一家の親のお子さんは、「お父さんやお母さんみたいにはなりたくない」と私に語っていた。その意味するところは問わなかったけれど、彼は自分の未来を描いていた。彼がお父さんやお母さんに敬意をもっていなかったということではない。むしろ尊敬の対象であった。今、社会人として働く彼は、会社で何人かの部下を抱えていて、親身になってその人たちと仕事をしている。
教室内には20席あるが、定員を12としている。これはとくにコロナの感染対策のためではなく、以前からのことである。
ある年のことだが、同じ日に3件の入塾の希望があった。残る席は1だった。その全員が絶対に「明成塾でないとだめ」と言われた。日にちが違えば、早いほうが先なのだけれど、同じ日の場合に問題は起きる。当塾では、入塾希望の連絡を受けてから面談の日どりを決める。それは、保護者の方との調整による。最初に問い合わせをいただいた方を含めて、事情を話したところ、あるお母さんは、「紹介は受けていないが、塾に通われているお子さんを知っている」と言われた。あるお母さんは、他の方よりも志望高校が高いといった趣旨の話をされた。あるお母さんは、「子供が入りたいと前から言っています。明日手続きに来ます。」と言われた。
結局、そのなかの一人のお子さんが入塾された。それは上記の最後のお子さんであった。彼は志望高校に合格し、そして希望の大学にすすみ、そして今ひとりの大人として家庭を築いている。どのような人生の進み方をするのか。彼が明成塾に入塾したのも実は、紙一重の出会いであったと思う。これに類することはしばしばあった。さかのぼれば、机は家からもってくるからと言われた入塾希望の保護者の方もいた。塾に机がないから定員があると思われたのだろう。
そうではない。お子さんの大切な人生の1ページは、私にとっても大切な時間である。おそらく、この辺が多くの他の塾とは異なると考えている。
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1月17日「共通テストの難化に思う」へのコメント
塾長様
私もそのように思います。
「決めない 決めようとしない 決められない」
「責任転嫁 責任放棄」
灯台が多すぎると船は港に入れませんね。
何を灯台にするか。だれを灯台にするか。
塾生のみなさんには、大きく輝き、ぶれない灯台を見つけて欲しく思います。
沈丁花の花芽が膨らんできました。春はすぐそこですよ。気ばれ、受験生。
明成塾応援団員
明成塾応援団員様
いつも応援ありがとうございます。勝手ながらこちらにコメント掲載させていただきました。陰ながらS君の幸せを願っています。人は日々さまざまな葛藤の中で生きていて、すぐそこまで春が来ていることになかなか気が付かない。しかし希望の光がそこにあります。とくに受験生には輝けるぶれない灯台を見つける旅の始まりかもしれません。
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