ガイド時ロッドやラインについてよくお問合せをいただきますが、お話の中で特に多いのが「ジグならMHのロッドだと思っていた」ということをお聞きします。
実際使っているのはMなんですが、これはアクションを与える場合とバイトがあったときジグの弾きを少なくするためにそうしています。
「リアクション」と「食わせ」両方からのアプローチが可能なハンマーヘッドジグは必要以上に弾かないことを意識するのが大切です。
具体的にはミディアムアクションで6〜7ftの長さがあり先調子、フッキング後はベンドが自然にベリー部分へ移動するものが理想です。
先調子を選択するのはアタリを取りやすくするためとアクションを入れた後にタイムラグでおきる竿の戻りもアクションをさせる動きの一部と考えているためです。
ラインについてはフロロカーボンを推奨しますが、ディープを攻略する上で比重が高く沈みが早いラインは必要不可欠です。
またディープでは伸びが少ないのもアクションさせる場合に重要です。
一般的なジグの場合、ジグウエイトとラインの太さ(6lb〜14lb)を状況に応じて変化させますが、ハンマーヘッドジグの場合10lb〜14lbの間でラインのみをセレクトすることで対応が可能です。
ちなみに今は10lbを使っていますが、10lbを一番細いラインとするのはそれ以下を使用するとハンマーヘッドジグの特性により伸びが生じて逆に動きが出せない場合があるからです。
独特な形状と純度99.99%の高比重タングステンを使用していることでボトム感度が非常に高くボトムに留まりやすい特性があり、単純にルアーをそこまで届けるためだけのものとは違い動きを与えるためのハードルアー感覚として使っていただくのをお勧めします。
現在はウエイトを3/8ozのみに設定していますが、ディープで確実にアクションさせるためのバランスやボトムを感知するため状況変化に左右されにくい重さ等をトータル的に考えた設定ですので、是非そういった感覚でお使いいただくことをお勧めします。