う〜ん
今年のイチジクは期待できないです。
この時期において出荷したのはわずか。
天候もあるんでしょうが
一番の原因はイチジクの成長が遅いことにあると思います。
これは無肥料のために木自体がなかなか成長できないということ。
でもじっくりと自分で成長するために根を伸ばし
頑張っている姿でもあると考えてます。
ここでの悩みはこのことにより経営的数字が少ないこと。
肥料を撒き、ホルモン剤を使えば
一気に実を収穫できることはわかっています。
しかし
それで木自体を無理させてしまい
さらにはカミキリムシを呼んでしまうのは
昨年の経験からわかっています。
実際今年は昨年まで肥料を入れていた木に
肥料を入れなかっただけで
あれだけたくさんいたカミキリムシが見当たりません。
昨年カミキリムシに木は食い尽くされ
あわれな姿で台風に吹き倒されたの見ると
やはり
無理な施肥はよくないと思ってしまっています。
一番大事なのはその実は
本当に大丈夫なのか?ということ。
肥料により無理に育った木についた実は
体によくないものを含んでいるかもしれない。
自然のままに育てれば
木自体が必要なものを必要なだけ
土の中から空気中から太陽の光から調達するんです。
その実をわけてもらい
生活の糧にさせてもらうわけだから
無理させてはいけないんです。
永い目で育て
絶対の自信の持てるものになってくれるまで
我慢しながら
頑張るしかないのです。
つらいもんです
仕事はするが金にならない・・・・
はたして
これはどうしたものか・・
現在の大きな課題であります。
無肥料無農薬で押し通すことの
大変さを今身をもって体験してるわけです。
畑の情況も同じようなもの。
無肥料栽培の素晴らしさと
大変さを一気に体験中
なんだか・・・
消費者の人はこんな苦労をわかってくれてはいないんだろうなあ。
本当にいいものを。
絶対の自信のあるものを。
これがためにやるんです。

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