自分で作る自然栽培の作物だが
作るばかりではどうにもならない。
確かにまずは自然栽培で作れる事が前提なんだが
それをどうやって
必要とする消費者に届けるのか?
が問題になる。
そこには
作物の説明
単価
配送
金銭のやりとり
など互いに納得しなければならない。
スーパーみたいに店頭に並べて
勝手に買ってください。
というのもひとつの手法であるが
それでは内容はわかってもらえない。
売り方はいろいろなんだが
消費者はいったい何を求めているのか?を見極めなくては
売る方法も見つからなくなる。
私は自然栽培でこだわって
安全と美味さを両立させる事を目標にしている。
その為に追求すると経費がかかる。
大量生産でできるなら経費の割合は下がるだろうが
市場はどうみるのかが問題。
そんなこんなでの市場原理だけでは自然栽培のものは作れなくなってしまう。
そこを消費者には理解してもらうしかない。
今年から
ナチュラルハーモニーに買い上げてもらうものが大幅に多くなった。
私もそこから認めてもらうならやりがいがあるというものだ。
いろんな規格があるが
ここに認めてもらうほうが大変だし
神経も使う。
だからわざわざJAS認定など取らなくてもいい。
トンチンカンな認定などくそくらえ!
使っていい農薬がいくつかあるのだが
それは大丈夫なのか?
ナチュラルハーモニーでは
無農薬なんだよ。
今一番注目浴びつつある
(硝酸性チッソのこと-ダイオキシンと同じレベルでの危険性を言われ始めている)
肥料も使わないんだよ。
なんだかおかしい規格じゃないのかな?JASはね。
で
話しがそれてしまったが
消費者に物を届けるにあたって
やらねばならないことがたくさん。
で
送料を決めるにクロネコに交渉に行った。
今までの顧客に説明し納得してもらい
さらに金額が合わないところには
合うところを紹介したり
結構大変。
そして今年からは在庫持つようになるために
保存機器も導入
これもけっこう金額がはってきつい。
工事は8月、機器搬入は9月になる。
これだけでも100万くらいかな・・・・
その他今年はいろんな機材を入れたからねえ。
収入からすれば大幅な赤字
でもやるのは
その後の利益が見込めるからなんだよね。
それで利益がないならやらないがいい。
その見通しがないならやらなかった。
いったい何年で回収できるのだろう?
そんな中での気候の変化は
重圧がかかってしまう。
見込んだ作ができなかったらどうなる?
支払いができなかったら?
信念だけではできないのが自然栽培
計画を作って
一個ずつ確定させていかねばできない。
本物を求める消費者は
そこをわかっている。
えせな人は
いいものをいかに安く買うかに執着する。
最近そう思うようになってしまった。
いいものを必死に作ろうとしてるのに、
おかまいないしに
値段だけを言ってくる人には売らない。
高飛車ではないよ。
当たり前の事言ってるだけだよ。
仕事なんだから。
だから頑張る。
生きるため、喜んでもらい自分が喜べるため
楽しく暮らすため
いろんな段取りは
次々にやらねば追いかけてくるから
必死にこなしているんだよね。

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