5 回る草
木村さんがなにやら土ごと草・・タンポポの花がついてるを持ってきた。
そして隣のリンゴ畑にあるタンポポと比べました。
なんと〜〜その茎の部分の長さが全く違う。
木村さんの持ってきたタンポポのが3倍くらい長いのだ。
これは土の違いによるもの。
木村さんの畑の土は柔らかくて根も深く入っているため地上に出てる部分も長くなってしまうのだ。
その比率は地上を1とすると必ず1以上の比率で深く入っているんだそう。
私はそのことは1:1くらいとはしていたがそれ以上に入っているんだね。
その木村さんのタンポポも1.5倍くらいの根がついていたような感じだった。
そっか〜自然の土はこんな事にまで影響するんだね、と考えているともっと凄い話が飛び出してきた。
根の話をしていると「この根はねじれています」とのこと。
よく見えなかったので確認はできませんでしたが、その理由は?・・・
なんと
地上の葉が回っているから根も回っているんだって!!!
ええ〜〜〜ほんとかよ〜〜〜????

リンゴを無農薬にしてしまった後8年間収穫がなかったとの話は有名ですが
その間にバイトしながら食いつないでいたのもご存知だと思います。
リンゴを作っているということは、その作業すべき間に畑に通っていないと放置されたとみなされる事があったそうで、
バイトにだけ精を出すわけにはいかなかったそうです。
となると、その期間リンゴだけを見てるわけにもいかず、木の下でいろんなものを作ったり草を、土を、虫を見ながら過ごしたんだそうです。
そのとき気が付いたのがこの現象
タンポポの葉にマジックで印をつけ観察していると、葉が回っていったんだと・・・
じっと見つめていたからわかったんだと・・・すっげ〜〜
いかに観察が大切か知らされた瞬間でしたね。
それで根はねじれてしまっているんだとか。
そうか〜
そうそう、ダイコンは収穫するときに左回りにまわすと簡単に抜けてしまうんだとか。
理由は右に回ってネジみたいに成長していっているから反対に回せば簡単に抜ける。
その事と全く同じこと。
根は動いているんですよと
あっさり簡単に説明をされていた。
こうなると
いろんな事の現象が気になってくる。
このセミナー参加中に襲ってきた台風13号。
低気圧の強烈な形なんだがこの風の方向は必ず左回り。
反対に高気圧は右回り
南半球ではこの反対だと聞いたような・・(ほんとか?後で調べてみようっと)
こんなのは地球の自転に原因があるんだそうで、さらに公転も影響するのだそう。
そして月の影響で地球は中心からずれたところを芯にぶれた回り方をしている。
月の影響で満ち潮があり引潮がある。
などなど
回るという現象は
いろんなところで影響しあっているし
そこに法則が成り立っているみたい。
生物に絶対必要な太陽の光
それを追って回ったとしても不思議ではないし
ひまわりなんかは目に見えて回っているではないか。
ならば成長に合わせてじっくりと回るというのも納得だ。
全く持って心酔してしまうよ。
回る草はいろんな事を教えてくれる。
気が付かないだけだったのだ。

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