農業とはいろんなことが出来なくてはやれない仕事。
農家に生まれたけど、農家が嫌で他の仕事やった。
それもいろんなことやった。
おかげでいろんなことが出来るようになったんだけど
それらの経験をみんなこの農業は使えるんだ。
いろんないきさつで農業をやることになったけど
決め手は自然栽培だったね。
それまでは慣行の農業で効率だけを考える程度。
生産技術なんてのはどこかの技術研究室で出来上がったものだし、
種はF1の作られたもので、やることは工場の機械と変わらない気がしてた。
それはそれで凄いことなんだよね。
あまり考えなくても出来ちゃう。
そこをさらに考えてやっていくという事もひとつの道。
どこにこだわるのかは自由だけど
そのあたりになると根本から考えたがいいと思うのね。
農薬のことをさかんに言われているけど
実は肥料が問題だって言われてもピンとこなかった。
肥料が無くて作物ができるはずがない。
肥料が無ければ作物は育たないと思い込んでいた。
その体を作る基になるものを使わないなんて馬鹿が何か言っているよ。
そんなとらえ方だったな。
植物は根を土に降ろし、動くことができない。
ならば肥料がいるだろう。
馬鹿だったのは自分さ。
ならば地球上に植物はどれだけ存在してて
それにかかる肥料はどれくらいなのだ?って考えたことがなかった。
誰も何もやっていないけど元気に育っている山の木も草も
なんでなんだよ〜〜〜?
そこから始まった自然栽培への道
慣行だったらもう辞めていたかもしれない。
簡単なんだけど奥が深い。
そしておもしろい。
こうゆう面白いところが本当の農業だよな。
植物とのやりとりなんて考えもしなかったけど
なかなか楽しいんだよ。
やることいっぱいあるし
工作の時間だってあるし
考える楽しみがもっとある。
昨日頑張ったら、今日は疲れが残ってきつかった。
近場の温泉に行ってきた。
そしたらなんとなく
こんなこと考えてたのさ・・・・・たまにはね。

3