我が家の特産品
自然栽培 旭1号
今、私はこの米に夢中だ。
いろんな偶然が重なってここまできたが
最初はそんなに素晴らしい経歴があるとは知らなかった。
とにかく美味い米を作りたい
そこからたどり着いたのがこの旭1号だったのだ。
ただ美味いという米はいくらでもある。
安全で安心して食べれる美味い米となると限られる。
まず、今流行りの粘る米は好きではない。
今まではこれがいいと思っていた。
その粘りが体に負担をかけるというのは知らなかったからだ。
旭を食べるようになって
ヒノヒカリが重たく感じるようになった。
我が家のヒノヒカリは自然栽培になって随分あっさりした感じになってきている。
食べると美味い。
そのときには「これだ!」って思う。
そこで旭を食べると物足りない気になる。
だが、またヒノヒカリを食べるとつらいのだ。
もともとヒノヒカリを食べていたのだから
好きな米であり食べたいと思える米だ。
だが・・・
これは好みの問題ではあるのだが
どうも負担がなく食べれるのは旭となってきた。
その経歴も凄い。
作り出して判った事なんだけど
こんな米は他に無い。
美味いと言われている米のルーツを追いかけると
旭か亀の尾になる。
亀の尾は北では酒になっていたりして残っている。
ところが旭は本当に一部の篤農家で自家米でしか残っていないのだ。
自然栽培なんて皆無
その魅力にはまり込んで
美味い米を食べたくて自分で作っている。
そのあたりは
健友館で紹介されているから見ていただきたい。→
ここ
私は品種改良にも疑問がある。
昔は種は自家採種が基本だった。
今は種はその品種を変えないために買うものである。
たとえば我が家のヒノヒカリだって
多くの品種改良から生まれてきた。
これは自家採種をやっていくと段々ばらけてきてそのうちヒノヒカリではなくなる。
ヒノヒカリから種を残してもいずれDNAでの鑑定をしなくてはいけなくなるのだ。
聞けば3代すぎたらヒノヒカリではなく「と思われる」が付いてくる。
種の保存も大変らしいのだ。
掛け合わせをあまりよく思わない理由だ。
しかし旭は全く掛け合わせは無い。
自家採種に非常に向いた品種である。
だからこそ120年も残ってこれたのだ。
今は品種改良にわざわざ放射線をあてて突然変異を起こして作るものもある。
これなんてそこから何が起きてくるかわからない。
いやいや品種改良は作り手の都合から始まっているから
それを食する人の事は考えていない。
恐いよ・・・
追いかけて
たどり着いたのが「自然栽培 旭1号」だったのだ。
今
これ以上の米は無いと思っている。

0