
久々にイチジクの話。
これは昨年定植した蓬莱柿(ほうらいし)日本の固定種になっている。
今までであれば短く剪定しているのだが
はたしてそれがいいのかどうかがわからないからそのままにしてみた。
おそらくこのままでは勢いがいいところのみが伸び放題になりかねない。
今までの常識では計りかねているのだから
自然のままに任せたらどうなるのか見てもいいだろう。
このイチジクの畑は失敗している。
何も知らずにやってしまった後に自然栽培と出合った訳で
自然の流れなど完全に無視してやってしまっている。
おかげでかなりの木が枯れてしまっている。
周りの草は客土したから出てきているのであって
その土を変えようとしているのだ。

これも同じイチジク
昨年定植したのだが、ここは周りにはカラスノエンドウがいる。
その先はかや
この境が客土したか以前のままであったかの境になっている。
この状態になってしまったものはしかたないから
自然のままに上手くイチジクが育つ環境になってもらえるようにする。
そのためには草の根で耕してもらってイチジクの根が生きれるようにする。
以前の木は多少は残ってはいるが
元が慣行を念頭にやってしまっていたために無理がある。
しかしどうにか剪定で残ってくれないかと思っているのだが
どうなんだか・・・
無花果は原産地はアラビア南部で、紀元前3000年頃には栽培されていた。日本には、1630年長崎に渡来した。不老長寿の果物ともいわれている。
水を好むが多すぎるのもダメで
言わばわがままな木なのだ。
つまり乾燥しない土で水はけが良くなくてはだめなわけで
いかに土を作るかが全てである。
今年はどれだけ出来てくれるものだろうか・・・・
イチジクをやりはじめて9年
ようやく何かがわかりはじめた感じ。
樹木は時間がかかるからたいへんなのだ。

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