自然栽培を追いかけて�U

七城での生産者セミナーに引き続いて
本日はピュアリィでのセミナーに参加してきました。



最近は生産者向けの話ばかりをやっていたので
買ってくださる人のための話は久しぶりでした。

思うは
生産向けと購買者向けではベクトルが違うことを感じました。
生産者としてただ一人の参加でしたが
こうゆう話は生産者も知る必要があります。

作物に育ってもらうことに気持ちを向けるのは大事なことですが、
それがどうなっていくかは
買ってくださる人の気持ちによって変わってくるのです。

それには生産者の思いをぶつけることも大事だけど
買ってくださる人の思いも大事なのです。
そこに思うところがあっての参加だったのです。

河名氏の話の進め方とかとても参考になりました。

見る位置を多方面にすることの大事さを感じましたね。
また頑張ることが増えて楽しみも増えたって気持ちですよ。

肥毒調査
今回は菊池七城の富田さんの圃場

セミナー風景
内容は段々変ってくる。
基本はそのままに進化していく。
伝える技術は上がっていくからね、内容も資料が多くなってきている。


夜は懇親会
若手を師匠の近くに寄せて話してもらう。
相変わらず厳しくやさしくなんだよね。

今回は目玉のこの人川田氏と３人で記念ブログショット。

総勢５０人くらいの人が集まった。

明日はピュアリィの収穫祭だ。

本日から明日まで自然栽培セミナーです。
師匠の高橋博氏が熊本七城温泉センターリバーサイドにて。
いきなり来られても駄目だからね。

何度も話は聞いているんだけど
同じことの繰り返し部分とそうでない部分とがある。
繰り返し聞く話は基本だから何回も聞いて頭に叩き込むこと。
そしてそれから先は考える部分
どう向かって生いくのかは本人次第になってくるから
向かい方を組み立てるヒントとして捉え自分で考えるのだ。

自分で考えて向かうことができなければうまくいかない。

久しぶりに話を聞くのだから、今までとの微妙な違いを漏らさないようにしなきゃ。
そこにヒントが隠れているのだ。

自分でもセミナーをやってみて思うのだが
時間が流れればその内容は進化するのだ。
一回聞いたことがあるから・・・なんて言っていると置いていかれるんだよ。

久しぶりに記念写真
自然栽培での作物がこんなに大きく育つようになって嬉しいのです。
根ものは肌が綺麗になってきているのがはっきりわかるし
とにかく大きくなってきた。
葉物はまだ虫食いがあって、もっと土を作るべきと感じます。
土を作るっていっても麦を入れることなんですけど
実は昨年麦が入ったところと、そうでないところは歴然としています。

畑を区分けして順番に麦を入れているのですが
その区切りで見事に出来が違うんですね。

多品種野菜を自然栽培でやるのは無謀であったのかもしれませんが
やらなきゃ判らないこともある。
やっていると何かが見えてくる。

しかし、基本は土と作物を合うようにすること。
そこから思いつくことをやっていっているので実験みたいな感じになっています。
ひとつのものを連作でやり続けて土とそれを合わせることもやっています。
それはネギなんですけど、これも良くなってきています。
自分なりにコンセプトを決めてやっているので
そこにある自然の循環をわかるように積み重ねたいと思っています。

なんかね〜いい感じなのよ〜嬉しいよね〜〜

本日出荷日
野菜を収穫してあれやこれや・・・
このダイコンも集荷しました。
みの早生ダイコンですが、種まきは9月4日
洗ってたら気がついた横の小さな穴というか
印みたいなもの

両側にあります。

今まであまり考えたことがなかったのだけど
これって何？

数えてみたら５５〜くらいのくぼみが両側それぞれにあります。
調べてみたら
「地下に垂直に根が伸び、主軸が肥大して、食べられる。一般的に肥大部は根と呼ばれているが、発生学的には全てが根ではない。畑での栽培時における、大根の肥大部の地上に現れている緑色の箇所が胚軸、残りの地下に埋没した白い箇所が根に相当する。同じアブラナ科のカブではヒゲ根と呼ばれる下箇所が根に相当し、胚軸は上の丸い肥大箇所になる。ダイコンの胚軸と根の区別は、茎頂側の2次根の発生の有無でも見分けられる。根からは両側一列ずつ2次根が出る。店先のダイコンではその痕跡がくぼんだ点の列として観察できる。」
（ウィキペディアより）

種を蒔いて芽が出て根が伸び始めた時点から一日に一個づつ両側にこの跡がついているのかも・・

土の中でどんな状態で育っていたかの痕跡なのかなあ？
やはり自然の流れはまだわかんない。
いろんなことが頭の中で渦巻いていたのでした。

今日はおもしろいニュースを見つけた。
雷落とすとキノコ育った　岩手大成果、言い伝えがヒント

こううゆうのを見ると、電気がいろんな影響を与えるんだな〜って思ったりする。
今までに聞いているのは
最近よく耳にするようになってきた「氷感」
これは０度以下でも水が凍らない状態を利用したもの。
短い時間で電圧をかけることで作り出せるようになっている。

今回のはこれと似たような現象なのか？

昔から雷が多い年は豊作になると言われる。
これは空気中の窒素が雷による科学的な反応を起こして植物に吸収される形の窒素となって地上に落ちてくるからである。
通常の空気中にある窒素はとても安定した分子になっているので
植物は栄養分としては使えないのである。

一番の大きい影響は
地球に生物をもたらした原因と考えられていること。

原始の地球大気で雷がアミノ酸を生み出した。
これには衝撃だったが、実験で確認されている。

こうゆうサイエンスの話はおもしろくてしかたないな〜

あれこれ忙しい毎日ですね〜
忙しくて仕事は詰まりまくりです。
サトイモを掘り出さないと次の作も出来ないのでその準備
まだ畑も中途半端だし、どうするよ〜

で、来週は月曜の出荷に始まって、
水曜日のビプレスのための収穫で火曜は埋まってしまう。
ビプレスは熊本の繁華街上通り入口広場での販売会。
菊池環境保全型技術研究会でのイベントです。

木曜と金曜は自然栽培のセミナーがあります。

師匠、高橋博　さんがこられて七城の温泉ドーム別館リバーサイドにて。
もういっぱいみたいですけどね。

で、土曜と日曜はピュアリィの収穫祭

いやいや、生産の現場は忙しいけど、こんなイベントも仕事なんですよ。
できるだけ多くの人に知っていただくための大事な事なんですね。

麦も大豆もネギも控えているし、なかなかゆっくりした時間は取れないですね〜〜